南無煩悩大菩薩

今日是好日也

ん!

2006-08-01 | 有屋無屋の遍路。

じたばたせずに、神妙にお縄になりなさい。


なにをおっしゃる。うさぎさん。

ひび割れたガラス戸みたいな網には引っかからないよ。


申したな。この絶妙の捕縛網が理解できぬと見えるな。

からめてからめてカルボナーラ。の威力を馬鹿にすると泣きをみるぞよ。

それに。わしは、うさぎさんじゃない。雲助でもない。蜘蛛やぞ。


蜘蛛が苦もなく生きていけるわけではないようですね。

見たところここ何日も獲物はなさそうじゃありませんか。


こしゃくな。ちょこざいな。武士は喰わねど高楊枝。というのじゃ。

わしゃな。この芸術的な罠が成功しないのなら、飢え死にしようが本望じゃわい。


あ。誰や。わしの罠をあみだくじにして遊ぶ奴は。


・・・。


トラップを仕掛ける。

網を潜り抜ける。

捕捉しようとする。

捕捉されまいとする。

喰う。

喰われる。

浮世のことわり。



行く手を阻む蜘蛛の巣。

みつけた。

回り道するとするか。


ん!


やられた。次のに引っかかってしまったのである。

やるなぁ。これぞ罠!
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2 コメント

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別の完結編を・・ (みゆき生け花教室)
2006-08-02 00:48:04
 こんにちは~



蜘蛛の糸のお話であれば、やはり芥川龍之介の

代表作『蜘蛛の糸』を思い出さずにいられません。



お釈迦様は1本の蜘蛛の糸を地獄へ降ろしました。

地獄へおちているカンダタが生前蜘蛛を踏むことを

思いとどまったことが一度だけあったからでした。



必死に糸を登り、ふと下を見たカンダタは多くの

地獄の者達も蜘蛛の糸にしがみついてくるので

足でその人たちを蹴り落としました。



そこで、お釈迦様はカンダタのつかまっている糸も

切ってしまわれました。勿論、カンダタは元の

地獄へ落ちてしまいました。



と、誰もがご承知のストーリーですが、

何か別の完結はなかったのでしょうか。



良い行いばかりするよう頑張らなくちゃぁ 
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こんにちは。 (無屋。)
2006-08-02 13:40:37
糸を引くということでは、納豆の糸ぐらいしか思い浮かびません。

豆はまめに食べておりますが、助けた訳ではありませんので、納豆の糸が降りてくるかどうかも疑問です。

どちらにしても、こんな話では、誰もなっとうくしてくれないでしょう。



失礼しました。
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