人。志を立てて社会に挑む。
志。遂げることかなわずとも、もう帰るところは無い。
私。そこに骨を埋める覚悟がなければ、それは志ではない。
人間。誰にでも、志を立てる場所は、無限にある。
立志の本分を目指したものだけが、生き様を見つけ、人生の価値を得るのだ。
私はこう読む。
立志の唄。
幕末から明治への動乱期にも、数多くの人々が、己の志を立てた。
月性和尚も、格調あるこの唄を作り、己の志に殉じ、短い生涯を閉じた一人だ。
天下国家を憂う志はもてねども。
水がめに落ちた、飯粒(めしつぶ)くらいの志なら、私にも持てる。
飯粒が、飯粒の志を捨てたとき。
帰るべきところはなく、行くべきところも無い。
飯粒が本分を忘れない限り、水がめから拾い上げられる分もあろう。
天地人。
志を立て、その本分を全うしようとするならば、叶わぬまでも、夢は夢として、意味のある生き方となりそうだ。
志をたてよ。
まだ遅くはあるまい。
本分を見失うまい。
少しでも気を許すと、すぐに畜生のように易きに流されてしまう。
この愚禿の、覚書。
ありがとうございます。
心の緊張の弦を、少しでも油断し緩めますと
すぐに人生のしっぺ返しを思い知ることに
なります。ときにへこたれそうになりますが
先生のお話を、頭にインプットするのではなく
腹(腸)に括り付けます。ありがとうございました。
おっしゃられるとおり、頭で考えるといけないようでございます。
面や小手先は狙わず、胴を打ち据える心持で精進したいと思います。
ありがとうございます。