(netsuke/Skeleton Astride a Skull)
盥から盥に移るちんぷんかん
の一句を残して小林一茶は他界した。その一茶、ある時大名に「俳諧の話を聞かせよ」と所望され、
「花鳥風月、およそ目に映ってくるもの、ひとつとして俳諧でないものはございません。しかし、下情に通じないで、風流をおもちゃにする貴顕の方には、到底、俳諧はわかりますまい」と不愛想に答えた。
話し終わって礼に二両を贈られ、しぶしぶ受けて帰ろうとするとき、思い出したように同道していた名主に対し、「おお、忘れておりました名主殿、せっかくのお心づけに対して、お世辞を言うのをつい忘れて・・・」と一句、
うぐいすや御前にでても同じ声
ー引用/鈴木魅「一話一訓趣味と修養」より
いささかついには貴も賤も富も貧も男も女もシャレコウベ。
産湯のたらいから御棺のたらいまで、如何に落ち着くたらいまわしのちんぷんかんぷん。
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