映画2連発。借り物のDVDだけど。「ザマジックアワー」と「おくりびと」。一度に2本見ようということになったので、「やっぱり最初にマジックアワーがいいでしょ」という娘の意見で、1本目が決まる。いつでもそうなんだけど、最初ストーリーなかなかつかめない。「この人主役だから結局最後まで殺されないんでしょ?」と話しかけると、一度見ている娘は「いいから黙ってて。もっと本当の主役出てくるんだから。」殺し屋のなんとかという人をボスのもとに連れて行かなければならなくなり、映画ってことにしてだまして連れて行こうという展開になったあたりから話が見えてきて、ぐいぐい引き込まれる。確かに面白かった。10秒に1回笑わなかったかもしれないけど、セットすらもふざけた感じが充満していて、終わってもいつまでも沸々と笑いがこみあげてくる。とはいえ、もう遅いということで2本目は次回。
中二日おいて2本目にチャレンジ。この感性が海外で理解されたことが不思議と思いながら見る。貞子で日本的な怖さの本質を知った欧米人に、少しずつ日本人的感性が染み付いてきたと言えるかな。実に丁寧な心理描写。
見終えて、ゆっくりコーヒー飲みながらストーリーを反芻する。父の死のことを絡めながら、心の中が整理され、ソファに沈めた体とともにスーッと何かが沈殿していく。反省と「これでいいのだ」という思いが五臓六腑に染み渡っていく。すると同じこのソファで数日前に見た映画がフッと思い起こされた。腹の底から沸々と笑いがこみあげてくる。せっかく清らかな水になったのに、底に沈んでいたどじょうが一暴れして水がブワッと濁ってしまった。しばらくするとおくりびと効果でまた水が澄む。しかしまたどじょうがやって来て、ブワッとなる。
葬式の席で、なんでもないおかしいことが思い出されて、笑いをこらえるのに必死になるなんてのはこんな状態なんでしょう。真面目なときこそ思い出されるんだよね。あのくだらないおかしさが。本当に罪な人です、三谷さんは。
中二日おいて2本目にチャレンジ。この感性が海外で理解されたことが不思議と思いながら見る。貞子で日本的な怖さの本質を知った欧米人に、少しずつ日本人的感性が染み付いてきたと言えるかな。実に丁寧な心理描写。
見終えて、ゆっくりコーヒー飲みながらストーリーを反芻する。父の死のことを絡めながら、心の中が整理され、ソファに沈めた体とともにスーッと何かが沈殿していく。反省と「これでいいのだ」という思いが五臓六腑に染み渡っていく。すると同じこのソファで数日前に見た映画がフッと思い起こされた。腹の底から沸々と笑いがこみあげてくる。せっかく清らかな水になったのに、底に沈んでいたどじょうが一暴れして水がブワッと濁ってしまった。しばらくするとおくりびと効果でまた水が澄む。しかしまたどじょうがやって来て、ブワッとなる。
葬式の席で、なんでもないおかしいことが思い出されて、笑いをこらえるのに必死になるなんてのはこんな状態なんでしょう。真面目なときこそ思い出されるんだよね。あのくだらないおかしさが。本当に罪な人です、三谷さんは。