バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

精神年齢にふさわしい学習

2009-05-12 06:35:37 | バネ
 中2は一次関数、中3は二次関数。ともなって変化する数の関係を式にするのがどうにも理解できない子。yって何ですか?と設問の意味が理解できないから、いつまでたっても文章が式にならない。公式に当てはめて簡単に教えてもいいんだけど,導入部分だからしつこく説明する。が,最後までよくわからなかったみたいな子。一次関数で多くが苦手にするのは,変域。別に難しくないんだけど,熟語でこられるともうそれだけで理解する気が失せるのでしょうね。概念がつかめないか,その名称が変域であると覚えられないんだね。理解できる子はサクサク進む。
 通常一次関数は中二の秋にやる。どういうわけか男の子が男子に変化する時学習しているのが一次関数。学習態度が落ち着き,受け身でなくなり,敬語使うようになり大人びてくる。成長のタイミングと学習がピタリとはまった子は、この一次関数を境目に勉強得意生に変化していくのに。まだ関数学習する精神年齢に達していない?確かにこれまでも,中3になって再度一次関数学習し直してようやく深く理解し、それから数学ダッシュかかる子が数名いる。説明に説明を繰り返すけど、わかったようなわからないような終始モヤモヤフェイス。その脇で,今年生まれたチビヤモリが窓にはりついてハンティング中。なかなか成功しない。しかし結構粘り強い。「このヤモリみたいに,あきらめるんじゃなーい」なんて当然のことながら叱咤されながらの学習になるのでした。