バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

本物はいつでも高い

2011-05-09 13:32:59 | 
 上田に行った時は画材屋「遊美」さんに寄ることにしている。キャンバスとオイルと絵の具数点を購入。今描いている絵の仕上げで全体に乗せようと思う色を物色。レジで精算中、「これは一番高い絵の具だけど、いいの?」うーん、ちょっと躊躇。必要と思って選んだ色。父はよく言っていた。「どんな時も本物を使わなければいけない。安物はだめだ。」そんな言葉に後押しされ、やっぱり必要な色だから買うことにした。宝の持ち腐れにならないようにしよう。絵の具の値段は個々にわからない方がいいね。これは高いと思うとチマチマ塗るようになるんじゃないの。そうはいっても経済とのバランスもあるけどね。絵の具の分、他で節約すればいいか。
 卓球も始めてしばらくしたので、ラケットいいものが欲しくなってきた。同じ頃始めた人はすでに上のランクのラケットに突入してた。いろいろ迷ったあげく、新入生スターターセットを購入。これにすれば単品で買うより3000円お得だとのこと。やってみて物足りなければ後からラバーを張り直せばいいよね、って店員さん。すぐ張り直すことになるなら無駄遣いだけど、それでも今使っているのと比べたら数段良くなるらしいから案外このまま大丈夫かもしれない。お得になった3000円は調度先日の絵の具一本分。本物を求める時と、そこそこで妥協する時。 

自分の生家を訪れる

2011-05-09 09:44:47 | 別所温泉
 再び、ゴールデンウィーク中の話へ。
 次ぎは自分の生家、北向観音近くの「アースワークスギャラリー」を訪れる。ここはアメリカからやって来たロベルトさんとルミさんがやっている陶器と織物のギャラリー。2階では企画展、木のおもちゃ展をやっていた。
 家の前から温泉街へ続く坂道を若い男女が前を歩いている。追い抜けそうで抜かせない速さなので、ずっと後をつける形で歩く。目指すアースワークスまで来て、ハイさよならだねって思ったら、女性の方が「ちょっとここ入って見ない?」って二人はそのまま店内へ。続いて入るからまるで3人連れ。店内でロベルトさんに挨拶するとすぐルミさんがやって来て、「2階見たいでしょ、どうぞどうぞ。」以前こちらがオープンした時に2階を見たいと申し出たら、今片付け中なので企画展の時に来て下さいとのことだった。あれから数年。覚えてらしたのですね。ワクワク感はどんどん高まる。二階へ上がる階段。エー、こんなに小さかった!ここでは兄と飛び降りて遊んだ。下に布団を重ねて思いっきりよく飛び降りた。最上段はさすがに恐くてできなかったけど、上から2段目まで挑戦した。踏み外しそうなくらい幅の狭い階段を上ると、板の間と畳の間が広がった。手前の板の間は寝室としていた。奥の畳の間は、北側半分くらいは畳を上げて父はアトリエにしていた。後から追いかけて来たルミさんは、「この疂上げたら床に絵の具がビッシリついていてビックリしたんですよ。」って最初訪れた時と同じ説明。「最初は子どものいたずらかと思ったけど、この絵の具のつき方は本物の画家だろうと思ったのですよ。」とのこと。ここで200号の作品を描いていたという事実。母曰く、引っ越す時困ったなと思ったけど、上に畳乗せてそのまま出て来てしまったとのこと。ロベルトさんの前に牛乳屋さんが借りていたから、床はそのままだったということですね。今も疂の下には今も絵の具があるのだろうか。この辺の確認は次回ということで。
 1階に戻ると次ぎはロベルトさんが店内の説明をしてくれた。「昔はここは2世帯で使っていたからいろりの後が二つあるんですね。」そうだ、疎開時で何世帯かが一緒に住んでいたことがあるって言っていたから、その時のことだ。この一階で雑貨屋をやっていた。近所の放し飼いの犬が、毎日かりん糖をもらいに入ってきた。
帰り際にロベルトさんから「おにいさんによろしく」って、家に戻りそのまま兄に伝えると「俺も家見て来る」ってすぐ家を飛び出した。別々に立て続けにやって来る兄妹って変な感じじゃない?戻って来た兄にどうだったと聞くと、「二階の部屋でゴロンて寝ころんできた。」