バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

おもしろいの追求

2011-05-30 09:34:44 | ライフスタイル
 『続』はおもしろくないことが多い。1作目は総力結集であり、試行錯誤であり、勢いがある。2作目となると、1作目の成功をなぞる感じで打算的になり、勢いがなくなる。まさに今回の制作がこんな感じだった。1回目の自画像に気を良くして、同フォルムで2作目に取りかかった。出来上がりのイメージを計算し、最初から仕上がりに最短距離で向かおうとした。それにより得た結論は「死に顔」だった。結局のところ勢いがない。だから完成品を全て壊し、最初から初めてのつもりで描き直した。こうやってどうにか完成にもっていったけど、やはり勢いは1作目には劣る。これじゃ、だめだ。
 コーヒーに凝って1ヶ月。豆の挽き方、入れ方を追求している。先日いれたら、「これおいしいよー。これ売れるよー。」って大げさに褒めてもらった。そして昨日同じ人にまた入れることになった。湯を沸かし準備していると、「あー、早く飲みたい」って先日と同じ味を待っている。ここで続の轍を踏むことにならないかとちょっと心配。期待が大きそうなだけに、がっかりさせたくはない。そんな気がかりから準備した今回の裏技は、前回と違ったことを一つ盛り込む。ほんの少しのサプライズを追加した。それは手作りのチョコパイ。焼きたてだけにまずいはずはない。「おかわりちょうだい」って前回と同じ展開で、「これ売れるよー」ってこれも前回と同じ反応。まずまずかな。
 コンスタントに同じものを提供できるのがプロなんだなと思う。素人はアイディアと勢いでごまかすってことかな。これはOBA48にも通ずる。