バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

アドバイスの仕方、聞き方

2011-05-29 08:27:42 | Badminton
 早朝から絵を描き続け,ようやく仕上げ一歩手前まできた。しかし必要な色がない。最後の最後までチューブ絞り出したけど足りない。飛び出すように守谷まで買いにいく。その1本だけ買ってまさに走るようにして帰ってきた。そんなこんなで気づくと2時。以前だったら週末こういうまとまった時間とれなかったから,細切れに,かなりの間隔あけながらの制作だった。だけに今は描き過ぎに気をつけないといけない。おわりないものに時間をかけすぎると,終わらない。
 S大学の選手とT監督さんが来校されているとのことなので、これ以上描いても描き過ぎになりそうなのでそこそこで切り上げ、挽きたてコーヒーの差し入れに行くことにした。
 コーヒーを飲みながら、T監督の高校生へのアドバイスに耳を傾ける。なるほど、こういうときはこう言うんだ。自分には見えていないことがたくさん見えているのがわかる。選手の心のキャッチの仕方、アドバイスの仕方に感心する。ダメな点はグサリと言う。言われた本人は図星なのでギクリとする。そこまでは自分でもするでしょう。しかしその後が素晴らしい。選手の数年後にまで言及する。その未来は、その選手の今の持ち味と、その後の工夫と努力が最低条件として組み込まれた明るいものだった。小学生のときから見ているこの子、そこまで工夫と努力するかなーって思いながら聞いたけど、このアドバイスがきっかけで「そうだ俺には可能性がある」ってピグマリオン効果で本当に明るい未来になるかもしれない。こういう風に成長に導くアドバイスは素晴らしいと思った。ただその時見えた一筋の光をいつまでも追い続けるよう導くのは、いつも身近にいる指導者であり、何より本人なんだけどね。