バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

長野ではコタツを「おこた」と言う

2012-01-28 17:07:47 | ライフスタイル
 18歳で上京し一人暮らしを始めたときから、こたつは手放せなかった。4畳半のアパートにストーブはなくても、こたつはあった。オフシーズンはテーブルとして活用するから、1年中こたつは部屋に出ていた。結婚して新生活用品を買いそろえる時に、こたつには奮発した。オフシーズンは座卓専用として使えるもので、天板は高級品。高いものはいい。長く気持ちよく使える。しかしこれには少々問題があった。それは正方形の4人用。頻繁に来客があり、大勢で座卓を囲む生活では座りきれない。来客のたび4人用こたつは片付けられ、かわりに長方形座卓をセットすることになる。そんな面倒をくりかえしていたけど、下宿人3人が来ることになった年から、ついにその4人こたつは物置にお蔵入りした。ずっしりと重いことや物置の奥になってしまったことから出すことが面倒で、下宿人が卒業した今もズルズルとそのままビニール袋にしまい込まれていた。
 そしてついに昨日、そのこたつは10年近い時を経て久しぶりにリビングに戻ってきた。アラジンと魔法のランプの巨人の呪文がかかってしまいそうな年月、じっと出番を待っていたこのこたつ。それに伴い、押し入れの奥にしまい込まれていたこたつ用の敷きや掛け布団まで、日の目を浴びることになった。

 これはいい。部屋にこたつがあるだけで、旅館の様。食事は今まで通り座卓でし、食後のデザートはこたつに移動なんて贅沢ができる。
 中で足を触ったとかで兄弟喧嘩に発展した想い出や,チリチリに熱くなった猫が湯気を出しながらはい出してきたことなど、こたつノスタルジー。

 昨日久しぶりにこたつ出したという話をすると、「え、今までこたつなかったんですか?」って数人にいわれた。関東地方、こたつがリビングにあるって一般的だったかな?