バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

写真より実物

2010-04-27 13:42:19 | 
 春陽会最終日なので、新国立美術館へ行く。日曜午後美術館で待ち合わせしていたけど,ジュニア抜け出せずドタキャン。こういうことしていると信用積み上げられないんだけど,やむを得ない仕方ないを繰り返しなくすモノと得るものプラマイゼロの日々。
 最終日とはいえ平日なのでゆったり鑑賞できた。父の画集や回顧展でお世話になった著名な先生と擦れ違うけど,忙しそうだったので声かけそびれてしまった。声かけたからって何話すわけでないし,先方が覚えているかどうかも定かでないのになんか少し損した気分。2時間程かけて絵画のみを鑑賞。わざわざ六本木までやってきたもう一つの目的は,美術館のアートライブラリーで父の画集を確認するため。昨年はフロア中央開架に表紙を上にして置いてあった。多くの画集や書籍を収納しているのだから倉庫の中に眠っているのかと思っていたから、目の前に思いがけなくその赤を見つけたとき、見慣れたはずの本が遠い存在のように見えた。果たして今年はどうなっているのか。倉庫で検索を待っているのか。
 昨年の棚のあたりをざっと見回す。父独特の赤を使った表紙なので色だけで探すことができるはず。周囲の棚も見回すが見つからないのでパソコンで検索すると,去年と同じ場所あたりにあることが判明。さっき見たのに見つけることできなかったんだ。再度戻り探すと同じ場所にありました。見慣れた画集なのに、やっぱりここにあるとよそ行きの顔していて別人のよう。棚からスッと抜いて机に運び広げてみる。ページをめくると油絵の具がサーッと香り立つ。さっきまで多くの作家の絵を見ていたせいか、画家の息が迫ってくる。
 そうだゴールデンウィークはギャラリー輝の大作架け替えよう。この実物が倉庫に入ったままなんてもったいない。これと、これを出そう。画集見ながら決めた。


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