中学生に国語読解問題を出した。通常バネの授業は英数の補習が中心になる。定期テスト前に理科社会を追加する。だから国語に割く時間はほとんどない。せいぜいテスト対策として文法問題やる程度。定期テストの国語は教科書からの出題だからそこそこに得点できるが、実力テストになると成績優秀な子に限って「国語の点が伸びないんです」とか「選択肢問題が苦手なんです」と言う。
学校の定期テストが終わり授業はこれ以上進まないので、この時期は国語テスト対策講義ができる。
ということで,テスト問題を題材に設問の攻略法を説明。
文学的文章のコツを最初に説明。
説明しながら、これってもう何度も繰り返しているし,この子たちにとっては新鮮な情報じゃないから省略形で説明しようと思うと,フンフンと初めて聞いたような顔しているし,「それ知ってる」って顔しながらもメモしているから同じ説明何度聞いても新たにキャッチできる情報があるようなので、丁寧な説明を続ける。
まず情況をつかもう、とホワイトボードに書くと、「先生漢字違います!」ん、って見ると確かに況でなく景。状況ではなく,情景と書きたかった。「そっちですか」と全員。
小説一冊丸ごと掲載はされないから,出題箇所から掴まないといけない。時代は?場所は?登場人物は?これらがわかりにくい文だったので最初にちょっと説明。そして選択肢問題のコツを説明。
選択肢問題は作問者の気持ちになろう。まず正解ありき。その回りに似たようなものを用意して惑わす。絶対違うのもいれておく。だからまず絶対違うもの,要するに仲間はずれが正解になることはない。仲間はずれを削除したら,残りを丁寧にチェックする。何となくどれでも正しいと思うとき、どこか怪しい部分はないか。全体は合っているけど,ほんの一部に嘘が入っているのを外して残ったのが正解。
記述式は。多くの子はスルーする。自分で考えて書こうとするからできない。課題文から引っ張ってきて,主語述語を中心に組み立て字数制限に合わせて適宜言葉を足していけば良い。
何字以内で書き出せという問題は超おいしい。字数そのものが超ヒント。たいていこういう問題はキーワードが正解だったりする。そこでキーワードの見つけ方を説明。
こうやって文学的文章読解について一通りの説明をして,制限時間を設けて一斉に解く。
選択肢問題。ほら、細部の嘘にひっかかる。全体は合っているけど、ここで嘘言ってると指摘すると、「やられたー。」
50字以内で書きなさいは,案の定無答者がいる。書いたけど因はあるけど果がない子。完璧な子。やはり全員がすぐにはできるようにならない。
コツは一度ではつかめない。でもこの類いの授業を数回やればそれなりの結果が出そうな感触。
つづいて論理的文章。
内容が哲学。難解な熟語が多用されている。恐らくこの文章は「何言っているかわかりません」で終わるだろう。モノの見方、考え方についての文章だから,問題を解くことを度外視してでも,中学生がこれを理解しないでスルーは人生の損失っていうもんでしょと思い、長い時間かけて説明。
欲望と満足の関係。欲望があるから不満につながる。では欲望を持たなければ心理的に幸福になれるのか。そうだ,そうでないと意見が飛び交う。欲望は物欲だけではない,誰かの役に立ちたいという社会貢献を果たすという欲望もある。このあたりまで話しておけば今回の文章は読み込めそうだ。
きまって出題される接続詞の穴埋めのコツだけを説明し,さあ10分で解きましょう。
全体的によくできている。接続詞穴埋めは全員パーフェクト。抜き出し問題はキーワードを引っ張るということを忘れたのか、半数は無答。選択肢問題はだいたいできている。テストならぼちぼちの得点。筆者の言いたいことが伝わったのかどうかという肝心なところは,微妙なライン。
学校の定期テストが終わり授業はこれ以上進まないので、この時期は国語テスト対策講義ができる。
ということで,テスト問題を題材に設問の攻略法を説明。
文学的文章のコツを最初に説明。
説明しながら、これってもう何度も繰り返しているし,この子たちにとっては新鮮な情報じゃないから省略形で説明しようと思うと,フンフンと初めて聞いたような顔しているし,「それ知ってる」って顔しながらもメモしているから同じ説明何度聞いても新たにキャッチできる情報があるようなので、丁寧な説明を続ける。
まず情況をつかもう、とホワイトボードに書くと、「先生漢字違います!」ん、って見ると確かに況でなく景。状況ではなく,情景と書きたかった。「そっちですか」と全員。
小説一冊丸ごと掲載はされないから,出題箇所から掴まないといけない。時代は?場所は?登場人物は?これらがわかりにくい文だったので最初にちょっと説明。そして選択肢問題のコツを説明。
選択肢問題は作問者の気持ちになろう。まず正解ありき。その回りに似たようなものを用意して惑わす。絶対違うのもいれておく。だからまず絶対違うもの,要するに仲間はずれが正解になることはない。仲間はずれを削除したら,残りを丁寧にチェックする。何となくどれでも正しいと思うとき、どこか怪しい部分はないか。全体は合っているけど,ほんの一部に嘘が入っているのを外して残ったのが正解。
記述式は。多くの子はスルーする。自分で考えて書こうとするからできない。課題文から引っ張ってきて,主語述語を中心に組み立て字数制限に合わせて適宜言葉を足していけば良い。
何字以内で書き出せという問題は超おいしい。字数そのものが超ヒント。たいていこういう問題はキーワードが正解だったりする。そこでキーワードの見つけ方を説明。
こうやって文学的文章読解について一通りの説明をして,制限時間を設けて一斉に解く。
選択肢問題。ほら、細部の嘘にひっかかる。全体は合っているけど、ここで嘘言ってると指摘すると、「やられたー。」
50字以内で書きなさいは,案の定無答者がいる。書いたけど因はあるけど果がない子。完璧な子。やはり全員がすぐにはできるようにならない。
コツは一度ではつかめない。でもこの類いの授業を数回やればそれなりの結果が出そうな感触。
つづいて論理的文章。
内容が哲学。難解な熟語が多用されている。恐らくこの文章は「何言っているかわかりません」で終わるだろう。モノの見方、考え方についての文章だから,問題を解くことを度外視してでも,中学生がこれを理解しないでスルーは人生の損失っていうもんでしょと思い、長い時間かけて説明。
欲望と満足の関係。欲望があるから不満につながる。では欲望を持たなければ心理的に幸福になれるのか。そうだ,そうでないと意見が飛び交う。欲望は物欲だけではない,誰かの役に立ちたいという社会貢献を果たすという欲望もある。このあたりまで話しておけば今回の文章は読み込めそうだ。
きまって出題される接続詞の穴埋めのコツだけを説明し,さあ10分で解きましょう。
全体的によくできている。接続詞穴埋めは全員パーフェクト。抜き出し問題はキーワードを引っ張るということを忘れたのか、半数は無答。選択肢問題はだいたいできている。テストならぼちぼちの得点。筆者の言いたいことが伝わったのかどうかという肝心なところは,微妙なライン。