バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

思い出したが運のつき

2011-10-01 17:39:27 | ライフスタイル
  落語でこんな話があった。
 海外旅行でホテルの金庫に入れておいた財布から、1万円札とクレジットカードがなくなっていた。今度行く時は、1000円札とか2000円札で持って行こう。もっとも日本じゃ2000円札人気ないけどね、って。2000円札が出た当初の落語なのかな。この話を聞いて思い出した。そういえば、あの2000円札、どうした?
 先日カナダから来たドナさんが,現地の銀行で日本円に両替したら,全部2000円札で出てきたんだって。しかも全てピン札。無造作にコンビニで2000円札使うから、そこで話を聞いて事情を知った。日本でお目にかからないのはこういうカラクリかー。家の1万円札と両替して欲しいとお願いし、残りの2000円札を全て取り替えてもらうことにした。あいにく,帰国前だったから札は残り少なくなっていたのと,「そんなに貴重なものなら自分も記念にとっておきたい」とのことで、最終的には数枚を両替してもらった。
 そう、そのピン札の2000円。どこへやったっけ。夏はどたばた過ごして,全く記憶がない日もある。しまい場所をわすれたこともそうだけど、両替したこと自体をさっきまで忘れていたという事実は,結構痛い。
 落語を聞いてからずーっと奥歯にモノが挟まったような状態。おひさまのエンディング、最後に陽子が空を見上げるシーンで全体すっきりまとまったにもかかわらず、なんとなく心はモヤッ。
 認知症の入口は常にこんな気分なのでしょうか。思い出せないことを忘れてしまえるようになれば本人は平気なんだろうけどね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。