バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

犬の事情

2011-01-26 07:10:40 | 川上犬
 バンを連れて土手へ行く。近所チマチマ散歩させるより,土手で延長リード使ってダーって走らせちゃう方が互いにストレスたまらない。
 先日土手を下流側に進んだら放し飼いの犬がいたから、上流へ向かう。車を止めたところで,工事車両を通すための道造成工事しているおじさん二人。風が強く,冷たいから、こんな日は工事中おじさん以外は右にも左にもだれーもいない。外で農作業の人もいない。
 強い向かい風でもも上げして走っても前に進まない。関宿城マラソン大会でこんなことあったね。突風の中,立っているのも大変なほどの風で,草むらに置いた荷物だって飛ばされちゃうような日。行きは追い風,帰りは向かい風。子ども達にバドミントンとマラソンどっちが大変かとレース直後に聞くと,全員マラソンに手を挙げたことを思い出しながら走る。進まない。スローモーションみたいな映像だろうな。それでも1キロほど進んだだろうか。視線を感じて左手土手下をふと見ると、土手中腹に犬が寝そべっていた。じっとこっち見ている。これは完璧野犬。しかも見た目はバン風。あっちの方が一回り大きい。幸いにもバンは逆斜面側で匂いチェックしているから,その存在に気づいていない。イヤーな予感。このまま進むと、また帰り道をあいつにとうせんぼされるぞ。前回と違い全く人気はないだけに、ここは何の躊躇もなく引き返す方法を選んだ。方向を変えようとしたその時、バン風野良犬はすくっと立ち上がると、最短距離の作図の線みたいにまっすぐ土手を上ってこちらに向かって来た。その体には強い意志が感じられる。え?まじ?ここは逃げるしかない。匂いチェックに集中しているバンをひきずるように全力疾走した。追い風でよかった。事情知らないままいっしょに走るバンは「ちょっと待って」って途中気になる匂いで立ち止まろうとしたり、飛び立つ鳥おいかけようとする。この場合バンと事情を共有してしまったら,バンは野犬がわに向かってしまうでしょう。ヤツはバンに似ているだけに,バン過剰反応必至。
 数百メートル走ったからもう大丈夫かなと振り向くと、ヤツもまさかの全力疾走でこっちに向かっている。仕方なくまた疾走開始。冷たい風の中走ったから肩の辺りが痛くなって咳がでてきた。そうこうしているうち工事おじさんの姿が見え少し余裕できたからまた振り向くと,後方をとぼとぼこちらに向かって歩いてくるヤツ。
 なんか用があったのかもしれない。ちょっとかわいそうな感じがしてきたから、車にバンを乗せヤツがいた方に向かうけど、みつからなかった。

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