引き続き、他店で購入された車両の点検&調整を行っているのですが、整備状況が思わしくないので、気になる部分は直しながら、作業しています。

キャブレターのダイヤフラム部を分解してみました。ジェットニードルは、純正でしたが、4気筒中、3個は、ゴム部の圧入が緩んで回転していました。一応、負圧検知用の穴を真下に向けて、組み直しです。配線類は、通し方も含めて、やり直し、まとめておきました。ETC本体も配線をやり直し、工具箱から引き出せるようにしておきました。社外品の純正マスター用アジャスタブルレバーが装着されていますが、ブレーキ側の装着がきつく、戻りが悪かったので、調整しておきました。

一旦、リアフェンダーを外し、配線を直し、ボルト類も向きを整え、シートレール補強ユニットを装着しました。車体の増し締めも行っていますが、何カ所かボルトを純正新品に交換しています。



バッテリーが少し弱り気味でしたが、充電電圧は上がっていましたので、補充電しておきました。2回目のチェックは、補充電後です。

キャブレターの点検及び調整を行い、マフラーに合わせて、同調を行いました。このタイプのマフラーは、4本が独立しており、さらに、リアのエキパイが短く排圧がかからないので、4気筒をうまくバランスさせてやる必要があります。また、最終チェックと試乗を行い、パイロットスクリューの調整も行いました。マフラーのタイプに合わせて同調を行わないと、パイロットスクリューを締めこんでも回転が落ちないので、注意が必要です。フロントフォークですが、点錆があるので、どこまで、ストロークするか見るためにタイラップを両方のインナーチューブに巻き、底付きさせてみましたが、かろうじてオイルシールの位置までは、点錆が出ていません。また、分解はしていませんが、スプリングは、交換されているようです。

とりあえず、打ち合わせの作業が終わりましたので、納車準備終わりました。水回りはウォーターポンプのオイル漏れの件もあるので、ご連絡ください。よろしくお願いいたします。
2016.01.12 作業担当 ヤダ(矢田)