2月18日(日)午前6時より、Eテレで放送の【NHK短歌】で私の短歌が入選歌として紹介されました。
題は「病気(テーマ詠)」。選者は黒瀬珂瀾さんで、ゲストはデーモン閣下。司会は剣幸さんです。
閣下「これは、前に検査して何年か経って来て下さいって言われて、さあどうなってるかなぁって緊迫のところなんだけれど、先生がなかなか何か言ってくれないって。これ多分うちに帰った後に印象に残ったことを歌に詠んだんでしょうけど、あの瞬間の、『ン"ッ!』って言う先生の、それが凄く印象に残っているっていう。人は面白いものが一番印象に残るんだなぁっていう切り口が面白いなと思いました」
黒瀬先生「そうですね。例えば癌の再検査について話をしたとかそういうことかもしれないなぁと思いました。普通ね、お医者さんの方が言うんだけれども、なかなかこういうことって上手く、そのまさにさっき言った息が合わないと、言い出せない、お互い言い出せない。そこで思い切って患者であるこっちから言ってみた。そしたら、何か、あ、ちょっと渡りに船だったかなぁ、みたいな感じで。ちょっとそこで一旦『ン"ッ』って言って、空気を変えて、医者として喋ろうという。そういう不思議な人間関係の呼吸みたいなものが出ていて」
閣下「結果がどうだったかは何も書いていないんですね」
黒瀬先生「そこがいい」
剣さん「咳払いが一番(笑)」
黒瀬先生「そこがいい」
テーマがテーマだけに重い内容の歌が多かった中で、ちょっと力の抜けた拙歌には閣下もコメントしやすかったようです。
黒瀬先生も、医師と私との微妙な間合いを的確に解釈してくださいました。私は当然このシチュエーションに居合わせていたけれど、主治医の心理はあまりよく分かっていなかったなぁ…と思いました。
長いこと人から自分の歌の批評や鑑賞を受けていなかったので、嬉しいひと時でした。
題は「病気(テーマ詠)」。選者は黒瀬珂瀾さんで、ゲストはデーモン閣下。司会は剣幸さんです。
(2015年12月18日 作歌)
閣下「これは、前に検査して何年か経って来て下さいって言われて、さあどうなってるかなぁって緊迫のところなんだけれど、先生がなかなか何か言ってくれないって。これ多分うちに帰った後に印象に残ったことを歌に詠んだんでしょうけど、あの瞬間の、『ン"ッ!』って言う先生の、それが凄く印象に残っているっていう。人は面白いものが一番印象に残るんだなぁっていう切り口が面白いなと思いました」
黒瀬先生「そうですね。例えば癌の再検査について話をしたとかそういうことかもしれないなぁと思いました。普通ね、お医者さんの方が言うんだけれども、なかなかこういうことって上手く、そのまさにさっき言った息が合わないと、言い出せない、お互い言い出せない。そこで思い切って患者であるこっちから言ってみた。そしたら、何か、あ、ちょっと渡りに船だったかなぁ、みたいな感じで。ちょっとそこで一旦『ン"ッ』って言って、空気を変えて、医者として喋ろうという。そういう不思議な人間関係の呼吸みたいなものが出ていて」
閣下「結果がどうだったかは何も書いていないんですね」
黒瀬先生「そこがいい」
剣さん「咳払いが一番(笑)」
黒瀬先生「そこがいい」
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テーマがテーマだけに重い内容の歌が多かった中で、ちょっと力の抜けた拙歌には閣下もコメントしやすかったようです。
黒瀬先生も、医師と私との微妙な間合いを的確に解釈してくださいました。私は当然このシチュエーションに居合わせていたけれど、主治医の心理はあまりよく分かっていなかったなぁ…と思いました。
長いこと人から自分の歌の批評や鑑賞を受けていなかったので、嬉しいひと時でした。
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