一日通所。午前は、最近のテレビ番組制作の現場はネタに困ってるようだ、という件で実例をメンバーから聞いた。それで私は、中島智さんの10/8のツイート《すなわち「どこからこんなイメージが涌いてくるの?」と在庫量のようにイメージ群を語ってしまう。「そのイメージはどのような変換運動のなかにあるのかしら?」と問われるべきなのである。でなければ技もへったくれもない。芸人はコントネタの宝庫ではない。コントにする芸をもっているだけなのである》について、かなり語句は朧気だったが要旨を伝えた。そしたらゲームの「8番出口」のことをそのメンバーが教えてくれて、要は「間違い探し」という古典的なモチーフなのだが、それの展開の仕方が優れていること、開発者がOKを出したら二次創作がウヨウヨ作られたことを話してくれた。私は以前作業所に、テレビ番組制作の会社にいて小道具をやっていたメンバーがいたことを明かし、「普段はある意味で超然としているというかマイペース過ぎるメンバーだったけど、こっちが番組制作の現場の件でピンポイントの質問を投げかけると、えぇ?そんなこと経験してたんだ!というような話が聞けて面白かったよ」と話せた。感謝。
午後は、親方に「◯◯さん(親方)が読んだ漫画で、修行みたいなのが部分的にでも出てくる漫画はありましたか?」ということを訊いて、『魁‼︎男塾』のことを聞き出した。そこから「『サラリーマン金太郎』も、ただ上役に気に入られて引き立てられて出世した、という話じゃないですよね?」と尋ね、「金太郎も色々試行錯誤したりしてるんですか?それともただスッと道が開ける感じなんですか?」ということも訊いた。そんな質問をしたのは、実は親方の生活が重大な転換期に差し掛かっているけど、ご本人は投げ槍なお気持ちになっているのが伝わってくるからである。日常で親方が(いや、待てよ……?)と考える糸口にでもなればと思ったからである。まぁこう書いてみると、つくづく私って上から目線なんだな、、、とも思うが、雑談の間は親方はお身体のご不調を忘れることができたようだ。主よ、どうか親方と一緒にいてください。