「エネルギーハーベスティング」、「エナジーハーベスト」、「エナジーハーベスティング」などとも呼ばれます。日本語では、「環境発電」とも呼ばれるようです。
私たちの身の周りに存在している微小自然エネルギー源、例えば、洗濯機の振動、車排気の熱、室内の照明光、水道の液流、テレビ放送の電磁波などを拾い集めて、電気エネルギー(電力)に変換して、低消費電力の電子デバイスの電源として利用する技術です。
エネルギーハーバスト技術は、実際、次の3つの要素から構成されます。
(1)発電技術:自然界の微小エネルギーを電力へ変換する技術。発電デバイス。
(2)パワーマネジメント技術:微小電力の蓄積技術(蓄電デバイス)+安定的な電力供給技術
(3)低消費電力技術:低消費電力無線通信回路+低消費電力マイクロプロセッサ+低消費電力センシング回路(センサー)+低消費電力システム実装技術
最近、注目されているBLE(Bluetooth Low Energy)の無線センサーデバイスは、平均の消費電力が1mW以下に抑えられる可能性があり、エネルギーハーベストの微小電力での動作が十分可能なようです。