クレジットカードや電子マネーのような(現金によらない)キャッシュレス決済の一種です。スマートフォン(以下、スマホ)やタブレットなど汎用的な機器の機能を用いて「QRコード」を読み取ることことをベースにして決済が行われます。
「消費者側のスマホ画面にQRコードを表示しそれを店側のタブレットなどで読み取る方式」の他、これとは逆に「店側が用意したQRコードを消費者側のスマホで読み取る方式」もあります。読み取った側からネット経由でサーバ等へアクセスして認証などが行われます。前者が一般的のようです。代金は、事前に登録したクレジットカードの口座などから引き落とされるようになっています。
消費者(利用者)にとっては、カードの提示が不要、時間もかからない、ポイントがたまるなどの付加サービスを受けられる、などのメリットがあり、一方、店側にとっては、専用端末が不要、決済が簡単、カード会社への手数料が不要となるケースもある、などのメリットがあります。
利用者はアプリのダウンロードと必要な情報を事前登録するだけでよく、また、店舗は初期費用が少なく導入開始できるため、中小の店舗などで導入が今後進んでいくものと想定されています。楽天、NTTドコモ、ヤフー、ソフトバンクなど、通信・IT大手による中小店舗の争奪戦が本格化しています。