ロボット開発のスタートアップのZMPが、12月に出荷開始予定の無人フォークリフトです。当社が提供する台車型ロボットと組み合わせ、物流倉庫の完全自動化が可能になるとのことです。
ZMPは、既存のフォークリフト会社からフォークリフトのOEM供給を受け、それに自社が持つ自動運転に必要な装置を取り付けることによってキャリロフォークを実現したようです。具体的には、光のレーザーセンサーを主に利用し、倉庫内に反射板を取り付け、事前に入力済のルートマップに従って動くようです。赤外線センサーにより障害物も避けるとのことです。
フォークリフトの大きさは全長1950×全幅800×全高1915(mm)、重量が1t、運べる荷物重量は1.0~1.6t、走行速度は3.6km/h(積載時)あるいは5.4km/h(無積載時)とのことです。
無人フォークリフトは、大手フォークリフトメーカーからも提供されていますが、ZMPの無人フォークは、既に手がけている自動運転車両やロボットの自動化モジュールを応用することによりコストを半額程度に抑えているようです。
物流施設大手のプロロジスと組んで、無人倉庫として物流会社などに売り込む予定のようです。
プレスリリース(2019.10.23)のサイトは、https://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20191023です。