8月6日、広島でたった16分の記者会見をしたアベ首相。
「まだ質問があります!」という朝日新聞記者の腕を
内閣広報官が掴んで制止したと。
日本はもはや「弁士中止!」の明治時代です。
「板垣死すとも自由は死せず!」って、小学校で習ったけど
まさか現代にあの時代が蘇るとは……。
6月18日以来初めての記者会見内容も酷いものでした。
GOTOキャンペーン先ホテルでついに感染者が出たにも拘らず、
観光庁がそれを把握していなかったことも凄いですし、
その後、このキャンペーンでの感染者数を公表しないというのも
究極の凄さですが、
首相は16分間の会見で得々として、
「お盆に緊急事態宣言を出すつもりはない。
注意しながらGOTO旅行に行って構わない」
という趣旨の発表をしたのにはもはや言葉が出ません。
愛知県知事、沖縄県知事が緊急事態宣言し、
東京都知事がお盆に帰省控えを呼びかけている中、
政府がそういうこと言うと、
愛知や沖縄どうしたらいいんですかね?
「GOTO」で旅行客が押しかけ、感染が拡大した沖縄は
明らかにGOTOの被害者です。
このあまりに愚劣なキャンペーンは
政府が(人々が何人死のうが知ったことではない)と思っているか、
または、(この際老人たちをコロナで一掃してしまおう)と
積極的にコロナ「効果」を捉えているか、
そのどちらか、或いは両方でしょう。
自民党政権にとって、コロナはもはや重要課題ではないようです。
大事なのは今度の選挙で勝つことだけ。
だから大阪府知事のイソジン吉村(維新)の愚かな言説を
菅官房長官が庇ったりするのでしょう。
維新は自民・公明を補完する大切な仲間ですから。
こんな政権を頂いている私たちは、
一体どうやったら生き延びることができるか、
自分の頭で考えるしかありません……。
安倍首相コロナの緊急事態宣言について言及。知事達との連携全くとれず。GOTOキャンペーンで感染が増えた。元博報堂作家本間龍さんと一月万冊清水有高。