沖縄と「本土」との政権支持・不支持をめぐる、このかい離を噛みしめる。
要するに他人事なのである。
自分さえよければそれでいいのである。
しかも恥さらしの極致であることに、
安倍政権につき従う右翼団体が、辺野古までノコノコ出かけて、
日の丸の旗を打ち振り、弁当を立ち食いして沖縄の地元民に呆れられたという。
(日本では食べ物の立ち食いは粗野な行いと見做される(^_^;))
下の写真、手前右は、
まさに右翼(今、右翼はほぼヤクザと似ている)の定番的凄み・ポーズをとる男性。
彼は日の丸の旗の意味を身を持って示している。
どうしようもないヒトたちである。
しかし、49.8%の安倍政権を支持する人々は、
この右翼団体の人たちと自分が100%違うと言えるのか。
写真は「お墨付き!」さんのブログhttp://osumituki.com/event/16766.htmlより。
「本土」という言葉にも引っかかる。「本土」の人間が平気で「本土」と言えるのか?と。
北海道には本州方面を「内地」と呼ぶ言い方があった。「内地」に対しては「外地」が対語だ。
また、「標準語」という言葉も本州の、東京の、山の手が
日本の言葉のスタンダードであるということである。
「本土」「内地」「標準語」……地域と政治と言語との関係を示している。
そこには差別がある。
以下は私が知った情報源「ニュース・ワーカー2」さんのブログより一部転載。
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地元の世論の8割が「反対」の意思表示をしている事業が、
それでも国家によって強行されていくケースが日本でほかに見当たらないとすれば、
これは沖縄に対する「差別」とみるほかないと思います。
安倍政権の支持率については、本土メディアが継続して行っている世論調査では、
例えば共同通信が8月上旬に実施した調査では「支持」が49・8%なのに対し、
沖縄ではボーリング調査を開始した姿勢に対しては「不支持」が80%超であることに対して、
琉球新報の解説記事は「政権の評価をめぐり全国との乖離が出ている」と指摘しています。
本土の日本人と沖縄の人々の間の意識に「乖離」がみられる状況下だからこそ、
今回の世論調査は本土で広く知られていいのではないかと考えています。
【写真説明】8月26日付の琉球新報紙面
http://d.hatena.ne.jp/news-worker/20140901/1409530794
ニュース・ワーカー2
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