地元の高校を卒業して以来、圧倒的に本州(関西)暮らしだ。
数年に一度ポツリ、ポツリと帰っていた若い頃。
父が亡くなり、母親だけになってから、急に足繁く大阪と道東(斜里)を往復しだしたが、
それも母が亡くなって途切れた。
今回は6年ぶり、葬式以来初めての帰省だ。
母の7回忌に、私、娘、孫娘の三人が列席する。
突然の大風呂敷に聞こえるかもしれないが、人類の歴史を思う。
また、孫娘が、我が亡き母に、顔と言い、仕草と言い、何かしら似ている気がするのである。
なので、孫の両親がいないときに、
こっそり、孫を「ばあちゃん」とか呼んでみる(完全に無視されるが)。
何しろ私は、頓珍漢で、非論理的で、常識はずれの母が、かなり好きだったのである。
さて、帰るに当たって飛行機代をチェックしてみた。
関空から女満別までの直行便はそう多くない。
そして、アンビリーバブリー、高い!
関空―千歳まで飛行機で、その後札幌から長距離バスで網走まで行こうかと
思ったが、そんなことは若いもんができることであって、
5000円安くなるだけなのに、ヘロヘロで到着したくはない。
目を皿のようにして「格安航空券」を検索すると、
¥34300(もちろん片道だよ!)が一般的な格安料金だったが、
一つ、沖縄の「格安航空券のさくらトラベル」に片道¥30900のがあったので、
迷わずそれを購入した。
往復で6800円も差があるのだ。
しかも、沖縄だ。これからもこの会社のを買おう!(安ければ…)と心に誓った。
後で、娘から
「もっと安くて、¥24000のがあったでえ~」
と言われたが、私は後悔していない。