辺野古で今やられていることは、
身一つで抗議する国民への暴力による威嚇・排除の横行だ。
下の写真は1月20日(火)、抗議船に乗っていた女性映画監督景山あさ子さんへの
暴行の決定的瞬間を捕えたもの。
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この時の詳しい様子を
この船の船長(チョイさん)がご自身のブログに書いてあるのを転載させていただく。
下の写真6枚目の海上保安庁職員の形相を見れば、彼らが
「海の安全を守る」などという使命と全く関係のない行いをしていることが分かる。
証拠写真を取られないために市民のカメラを強奪しろと上司に命令されたのだろうか。
人間、変われば変わるものだ。彼らの顔は戦時の顔だ。
そもそも警察も海保も、守るべきは国民だろう。
いったい、だれのための組織なんだ!本当にとんでもない野郎どもだ。
―――――――――チョイさんの沖縄日記http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/a826a16887cb8edbf1c41ce7e651f0eb?fm=entry_awp
1月21日(水)、辺野古のことが気になったが、病院行と辺野古関連の文書開示で防衛局、沖縄総合事務局へ行かなければならないので今日は海上行動はお休みさせてもらった。
今朝の琉球新報に、昨日、抗議船に乗っていた女性カメラマンに海保の海猿が馬乗りになっている写真が掲載された。海保の海猿たちの暴力行為の貴重な決定的瞬間だ。この抗議船は「ラブ子」、私が船長をしていた船だった。
以下、昨日の海保の暴力行為についてまとめたい。
(琉球新報 2015.1.21)
昨日は、約30隻もの海保のゴムボートや救援艇が大浦湾に出ていた。
海保のゴムボートが「ラブ子」に接舷し、海猿たちが無理やり乗り込んできたのは午後2時半頃だった。
「ラブ子」と「勝丸」、そして10数艇のカヌーが、防衛局に抗議するため、臨時制限水域の外側の海上に集まって待機していたときに(防衛局が設置した黄色いブイよりも大浦湾の奥側だったので臨時制限水域の外側であることは明らか)、
突然、海保のゴムボートが数艇駆けつけ、一斉に実力行使を始めたのだ。
カヌー隊に迫る海猿たちに抗議していると、突然、「ラブ子」にゴムボートが横付けされ、海猿たちが乗り込んできた。
同乗していたNさんが抗議するが、海猿たちは無理やり乗船してくる。
乗船してきた海猿たちは、まず、マスコミの船を遠ざけ、我々が持っているカメラに向かってくる。
そして、撮影を妨害する。カメラを叩き落とされたり、ストラップを引き継ぎられたケースもある。
暴力行為の証拠写真を残されないようにしているのだ。
この日、暴行を受けた女性も、映画「圧殺の海」の共同監督で大きなカメラを構えていた。
彼女は、乗り込んできた海猿たちに後ろから掴まれたり、カメラを押さえ込まれたりしていたので、船長の私も彼女を守りながら、海保に抗議を続けていた。
冒頭の新聞写真は、そのような状況の中で撮られたものだ。
ここ数日、海保の暴力行為がますますエスカレートしている。
カヌー隊への暴力行為については先日のブログでも書いたが、16日には、海猿たちに無理やりゴムボートに引き上げられ、押さえ込まれて胸部を強く圧迫されたカヌー隊メンバーが肋骨骨折で全治3週間の重傷を負った。
また、19日には、海猿たちが女性船長に襲いかかり、彼女は右手首に加療1週間の怪我をした。
その際、海猿たちは、彼女のライフジャケットを引きちぎっている。
海の安全を指導するはずの海上保安官が、海の上で船長のライフジャケットを引きちぎったのだから許せない。
もし彼女が混乱の中、海に落ちていれば大変な事態になるところだった。
このような海保の暴力行為が相次いでいることから、私も昨日は、怪我をさせられた場合にそなえて健康保険証を身につけていた。
そして、海猿たちが乗り込んでくる前には、押さえ込まれた場合に備えて予備のメガネに代えた。
また、カメラも古いものに取り替えていた。
そして海猿たちが乗船してきた時には、船のエンジンを切り、キーを隠した。
なお、海保の暴力行為については、昨日の琉球新聞社説でも強く批判している。
「基地の県内移設に反対する県民会議」は、23日(金)、那覇の海上保安庁前で抗議行動を行う。
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20日、カヌー隊に対する海保の暴力
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