毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「言葉で言うことが重要な国、中国」No.2402

2019-08-25 19:22:00 | 日本中国比較

外事処と私の交渉は前向きに進展しています。

 昨日、日本語学部の楚主任に他の用事がてら、

部屋のゴミ・ペンキ写真メールを送って、

外事処にハウスクリーニングしてくれるよう伝言を依頼し、

今日は自分でも直接、

外事処(外国人教師の担当部署)副主任のMr.侯に

携帯メッセージで「写真と要望を送りたいが、

私のガラケーでは写真が送れないのでe-メールアドレスを

教えて」と送信しました。

すると、すぐ電話で返事があり、用事は全部日本語学部の李先生を

通してくださいと(上手ではない英語で)言うので、

私は(なんだ、えらそうに)と頭にきて、

「あなたとは直接話ができないのかい。O.K.!」と

ブチッと電話を切ってしまいました。

歳を取ると短気で頑固になるというのは

こういうことかも知れないと、切ってから思いました(笑)。

その後、李先生に外事処への要求の伝言をお願いしようとしていたら

李先生の方から「何か用事がありますか」と先回りして電話がかかってきましたよ。

私は豚でも鶏でもないので、人間らしい部屋に住みたい。

汚い部屋は我慢できないので、自分で掃除を始めたが、

自分では無理なことがある。

具体的には次の4点を解決して欲しい。

床などのペンキ汚れを取ること。

私の塵取りを返して。

③台所の電子レンジが置いてある机が汚いので、ペンキを塗るか

シートで隠すこと。

④ゴミ捨て場と化した部屋のゴミを撤去すること。

とまあ、どれも当然の要求を並べたのです。

するとどうでしょう!

30分後、70代ぐらいのおじいさんが

手にお好み焼きのコテのようなものを持って登場したではありませんか。

 ↓早速ゴリゴリペンキを擦り取るおじいさん。

 ↓そうしているうちに、李先生が塵取りのみならず掃除道具一式と

雑巾用タオル2枚、フック、延長コードなどを買ってきてくれました。

外事処がお金を払うからというので私は遠慮なくもらいました。

要求の①②はあっという間に実行されました。

あとは③の机と④のゴミです。

↓これが③の机。見事に汚いですね。

拭いてもダメで鑢(やすり)があれば擦り取るのですが。

 ↓④のゴミの山。

以前の汚いカーテン、ソファーカバー、壊れて何十年かの扇風機などが

汚くて寝ることもできないベッドの上に放置されています。

ベッドも捨てて欲しいのですが、学校の財産だからそれはできないとのこと。

以前Mr.張は、「カバーをかければ大丈夫だ」と言っていました……。スゴイ。

 李先生によれば、外事処は③④も必ず実行すると確約しました。

という訳で私の怒りは終わりました(笑)。

李先生が言うには、

中国では10年ぐらい前まで一般的に、

室内工事の後片付けは住む人がするのが当然だったそうです。

その代わり、安い請負金額でした。

中国社会が豊かになってきて、

ハウスクリーニングも工事業者が請け負うケースが増えましたが、

その場合金額も高くなるそうです。

菏澤学院の外事処は10年前的にやったのですね。

本当に、ドけちな大学です。

それでも、筋の通ったことを要求すればたいていは通るのです。

と言うか、言わないと通らない(笑)。

「言わなくてもこれくらい分かってくれるだろう」

「以心伝心」「あうんの呼吸」「文脈を読め」

・・・・・・

特に公的な場面でそれでは伝わらないと思ったほうがいいですね。

中国的と言えるかもしれませんが、

思えばアメリカも同様でした。

 

 

 

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「ああ懐かしい菏澤…と思ったのも束の間(涙)」No.2401

2019-08-25 00:00:17 | 中国事情

ブログを書こうとして1時間半悪戦苦闘し、

ようやく編集ページにたどり着きました。

写真を載せるのは今は不可能です。

夏休み前、ネット規制がガンガンきつくなっていたことを思い出しました。

原因はホンコン事情です。

GOOブログもVPNで繋がないと、もはや見られません


さて、格安直行便で河南省の省都鄭州に16500円で飛んだあと、

長距離バスで3時間弱で菏澤に着き、車で迎えに来てくださった同僚の李先生に、

菏澤のおいしい蝦や黄花魚(日本名:キグチ)の餃子(もちろん水餃子)を

たらふくご馳走になって、

機嫌よく午後8時前宿舎に着いたまではよかったんです・・・・・・けどね。

ドアが新しく変わっていたので、

電話して鍵をMr.張に届けてもらい(ランニングシャツに短パン姿でした)、

中に入ると、ああやっぱり。

夏休みは部屋の壁の塗り替え・カーテンの付け替え工事をすると聞いていたので

「くれぐれもハウスクリーニングをしてくださいよ」

念を押して日本に帰ったのに、このザマだい。

(写真を挿入したいのですが、中国のネット規制と、

学生が大勢アクセスしているため、今は何度試みても無理です)

昨夜は取り合えず、

寝るベッドと座るソファー、テーブルの上だけきれいに埃を取って、

シャワー室は水で流せるだけゴミを流してかろうじて身を清める場所を作り、

その晩は寝ました。

今日は掃除と怒りと写真撮影です。

部屋の塵取りがなくなっていたので塵が集められないことも

腹立ちを増幅させました。

一昨日は、一生懸命整理整頓した大阪の我が家を

ハウスDO淀川北店(不動産会社)のスタッフに撮影していただいたのですが、

二日後は、自分が埃とペンキまみれの部屋を撮影しています。

外事処の責任者に文句を言うためです。

文句を言っても結局は自分で全て掃除しなければならないでしょうが、

「部屋の汚い有様は、

外国人教師を人間扱いしていないとしか思えない。

私はあれほど工事の後は掃除してねと言ったではないか。

あげくに私の所持品の箒やモップ、雑巾を勝手に使って、

塵取りをなくしたことは言語道断である。

私は掃き集めたゴミを塵取りがないので部屋のあちこちに放置してある。

塵取りを弁償していただきたい。

金額の問題ではなく憤怒に耐えないためである。」

と写真を添えて外事処の対応の不備を言わなければ気持ちが治まりません。

数年前の暖房工事のときの酷さが甦ります。

* * * * *

さて、今から再再度の写真UPを試みますが

無理なら皆さん、文だけで、

私の置かれた有様を想像してくださいませ(涙)。

これから国慶節(10月1日)ぐらいまで

部屋の掃除を続けなければならないでしょう。

* * * * *

ふう、アップできました!

見てそんなに楽しいものではありませんが(笑)。

↓洗濯室。泥がこびり付いています。

 ↓寝室の隅にタバコの吸殻。床の白い斑点は壁塗りのペンキ。

床に何も敷かないで塗ったのでしょうか?

杜撰にもほどがあるわ。

↓これは昨夜撮影。シャワー室はトイレ兼用です。

埃はともかく、こんな大きい塵は水で流せませんでした。

カーテンをブラインドにしたからと言ってなぜこんな大きい塵が

謎です。

↓台所傍のゴミ。あちこちにゴミをかためて置いてある状態です。

↓相棒の支えなくなり斜め立つ箒や哀れ塵取りいずこ・・・

 ↓台所の隅の床が最もペンキ跡が酷いです。

こんな仕事して恥ずかしくないんですかね?

外事処はこの仕事にお金払うわけ??

↓宿舎は広い3LDKですが、そのうちの一室はゴミ置き場。サイテー。

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