毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

私は日本政府が恥ずかしい

2023-09-06 10:21:52 | 日本事情

福島原発の汚染水を世界の海に放出するとか。

多種の希少な海洋生物が生息する沖縄県の大浦湾に

海底がマヨネーズ状であってもおかまいなくひたすら基地を作るとか。

・・・・・・(暫時、言葉も出ず)

 

日本民族の志向傾向について日本の学者の誰かが言っていた。

(丸山眞男だったかと思うが定かではない)

・感覚的で思慮深くない。

・目先の利益に敏(さと)い。

・哲学がない。

この傾向を全力で示しているのが今の日本政府だと私は感じている。

 

一方で古来、日本民族が持っていた伝統的美意識の一部は

今もこの国の庶民に受け継がれていると思う。

例えばこんなふうに。

・家の前に草木を植えて愛で、部屋に植物を活ける

・訪問客が来る前に掃除をし、香をたいて、

   見えない部分までも気持ちよく過ごしてもらうよう気配りする。

・もてなしの皿には緑の葉を脇に添え、料理に美しさと品格を与える。

・欲しいものを我さきに取るのではなく、

  己は全体の和における部分を成す存在であることを前提に

 「お先にどうぞ」と謙譲する。

・お天道様はご存知なのだから、他人が見ていなくても正しい行いをする。

これらの美意識は中国で暮らしている間、私の背筋を正し、

私が属する民族について「日本民族もなかなかなもんでしょう」と

鼻を高くできる数少ないものの一つだった。

この美意識の根本には、

この美しい島国に生きて死ぬことを繰り返してきた祖先が熟成してきた

「人間の命と生活は自然に属し、自然から離れない」という

自然に対する絶対的親和性があるように思えてならない。

 

今の日本の政治と社会は

日本島で暮らしてきた私たちの祖先、先輩方の誇り高い美意識を

根底から破壊することしか考えていないようだ。

「今だけ、金だけ、自分だけ」という三箇条を

うわごとのように呟きながらうごめく今の日本政府を私は恥じる。

 

⤵庭に自生するつゆ草が可憐な花をつけました。

実はこのツユクサ、おひたしやサラダなど食べて美味しい人類の救世主ですよ。

自給自足へまた一歩前進(笑)。

 

 

 

コメント (8)
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