当たり前ですが、私はジャーナリストでも売文家でもあるはずないので、
書きたいときに書きたいことだけ書けばいいのです。
それにもかかわらず、先週から(これは絶対書かねばならない)と
倫理的義務を強く感じてきたことがあります。
しかしながら、いざとなるとあれこれの想いがザワザワと
胸を騒がせて収拾がつかず、
毎日先延ばしにしてきました。
他でもない、ジャニー喜多川の未成年者へのレイプ犯罪のことです。
さて、取り合えず心を鎮めるために関係ない写真を掲載します(笑)。
裏庭で捕獲しました。
「バッタた何ぞな」「こりゃ、イナゴぞな、もし」のアレです。
半世紀にわたるジャニー喜多川の少年たちへの性犯罪。
それを隠ぺいし続けたジャニーズ事務所と大手メディア。
BBCやら国連やらの国際的圧力があってようやく流れ出したテレビ報道。
9月7日の東山紀之、藤島ジュリー景子による具体性のないごまかし記者会見。
9/7以降も平然とジャニーズ事務所所属タレントを使い続けるテレビ局。
頑張る週刊誌に比べ、静寂を保ち続けている大手新聞等のメディア。
今もなお被害者に届けられる無記名の非難・嫌がらせの数々。
・・・・・・
腐敗臭が随所に感じられて、
「べら棒め、イナゴもバッタも同じもんだ!」と
ぐちゃぐちゃ逆らうガキどもを一喝した坊っちゃんのように、
自己保身のためにグダグダうごめく輩たちを
脳内でだけでもばっさり叩きのめしてスッキリしたいのですが、
あれこれの出来事が胸をふさぎ、気持ちが落ち着かないのです。
その最たるものは、
元ジャニーズJr.の被害者の方々の顔のどこかに垣間見える暗さへの共鳴です。
35年間、ほぼ一人で訴え続けてきた方、
ジャニーズJrを離れた後、鬱病・被害妄想になり、
闘病生活を余儀なくされている方をはじめ、
それぞれ皆さん、会見のたびに毅然とした態度で話すのですが、
(ああ、全て解決した。本当によかった)とは
一生思えない傷を抱えていくしかないことがひしひしと伝わってくるのです。
しかし、この性犯罪問題は今、
経済同友会会長への脅迫や経団連会長のトンでも発言など、
別の展開を見せつつあり、
一部のリベラル?が言うような
「ジャニーズ問題より汚染水の海洋排出報道の方が大切だ」
などと軽んじられるものではないでしょう。
(つづく)