毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「お前ら、よく今まで生き延びてきたなあ」No.2195

2018-02-25 10:54:18 | 我が心の沖縄

Sさんに金城実さんのおうちに連れて行っていただき、

お話を伺った私たち3名は、

1976年~1979年にかけて大阪市の教員として

出発した者たちでした。

金城さんもちょうどその頃、大阪で美術の教師をしていて時空が重なります。

当時の方向性や矛盾の中で、

何人かの教員が自殺しました。

私たちはそんなところに飛び込んで、泳いでか、流されてか、

とにかく今に至っています。

考える者たちにとっては、なかなかな時代でした。

 

「お前ら、よく今まで生き延びてきたなあ。」

金城さんにあったかく、静かな声でかけていただいたこの言葉は、

私のような未熟者にとって最高のねぎらいとして、

胸の奥に沁みました。

この言葉、大切に保存しておこうと思います。

私たちは、さらに生き延びていかなければならないのですから。

 

下は、お家の敷地の外のアトリエの作品群の一部です。

 

 

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