Sさんに金城実さんのおうちに連れて行っていただき、
お話を伺った私たち3名は、
1976年~1979年にかけて大阪市の教員として
出発した者たちでした。
金城さんもちょうどその頃、大阪で美術の教師をしていて時空が重なります。
当時の方向性や矛盾の中で、
何人かの教員が自殺しました。
私たちはそんなところに飛び込んで、泳いでか、流されてか、
とにかく今に至っています。
考える者たちにとっては、なかなかな時代でした。
「お前ら、よく今まで生き延びてきたなあ。」
金城さんにあったかく、静かな声でかけていただいたこの言葉は、
私のような未熟者にとって最高のねぎらいとして、
胸の奥に沁みました。
この言葉、大切に保存しておこうと思います。
私たちは、さらに生き延びていかなければならないのですから。
下は、お家の敷地の外のアトリエの作品群の一部です。
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