写真はグアム。沖縄と似ている~!
「グアム知事、移転に理解『沖縄の海兵隊を一日も早く受け入れたい』」
このニュースは沖縄にとっては、確実に負担軽減になることですが、
平和に暮らしたいグアムの住民にとっては・・・・・・。
心が痛みます。
もう一つの「標的の島」グアムはアメリカ領です。
もちろん、歴史の初めからそうなのではありません。
征服者スペインがグアムを力づくで征圧したのは1565年で、
その前は、現地住民(チャロモ人)が自分たちの伝統文化と価値観を持ち、
普通に暮らしていたのです。
333年間に及ぶスペイン支配統治の間にはスペイン・チャロモ戦争があり、
10万人いたチャロモ人が戦争に降伏した時は5000人に激減していたそうです。
その後、1898年、米西戦争に勝利したアメリカが、
スペインの支配地をそのまま自分のものにしてしまいました。
グアムはそのようにしてアメリカ世になり、第二次世界大戦の時は
日本まで一時支配して「大宮島」と命名したのですが、
1944年にアメリカが奪還して、現在に至っています。
ベトナム戦争のときはグアムは爆撃機の発着拠点になりました。
つまり、1565年以降、グアム島の住民には一切自治権がないまま
450年も植民地状態が続いているのです。
他国に蹂躙され、屈服を強いられ、自民族の価値観や文化を尊重もされず450年。
グアムにも独立を望む人々がいます。
こんな「沖縄と重なる」苦しみを抱えるグアムに
海兵隊が移転すると、犠牲がAからBになるだけで、
犠牲の構造はそのままです。
結局、アメリカ軍はアメリカ本土に帰るしかない。
それが他国を戦争に巻き込まないための最低限のルールでしょう。
「もう一つの標的の島・グアムの叫び」No.2042
http://blog.goo.ne.jp/bluehearts_10_11/e/0168cb3412792348786d92c31b622672
沖縄の海兵隊を一日も早く受け入れたい」
グアム知事、移転に理解 翁長知事が謝意
沖縄タイムス+プラス ニュース 2018年1月13日 14:56
在沖縄米海兵隊の移転先である米領グアムを訪問している沖縄県の翁長雄志知事は12日、カルボ州知事と会談し、沖縄の基地負担軽減のため、グアム移転の着実な実施の重要性を訴えた。県によると、カルボ氏は米国民として沖縄の基地負担軽減の必要性を理解しているとし「一日も早く在沖海兵隊を受け入れたい」と応じた。
翁長氏は負担軽減に理解を示したカルボ氏に謝意を伝えたという。
一方、翁長氏はグアムの環境問題を重視していると発言したカルボ氏に対し、環境問題でも連携していくことを提案。名護市辺野古の新基地は多様な生態系がある大浦湾を埋め立てて建設されることを説明した。
これに対し、カルボ氏は「美しい海を埋め立てることは理解しがたい」と現行計画への疑問を示したという。両氏は今後、県民、州民の命や財産を守るために連携していくことを確認。カルボ氏は今年12月までの任期内に沖縄を訪問する意向も示した。
日米両政府の2012年の米軍再編計画では、在沖海兵隊1万9千人のうち約9千人をグアムとハワイなどへ移転させる内容となっている。翁長氏は航空機で上空からアンダーセン空軍基地などを視察した。13日に沖縄へ戻る。
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