毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

冬の始まりに

2024-12-13 20:09:45 | 反戦平和

シリアのアサド政権の崩壊による中東情勢の深刻な変化、

ハマス、イスラエル軍のガザ駐留を譲歩?

韓国ユ・ソンニョル大統領の弾劾採決の行方などなど、

ハラハラ時計ならぬハラハラドキドキが収まらない恐怖の世界情勢。

・・・・・・・・・

こういう時は川に行くのがいい。

折しも昨日12日は私たちの読書会(その名も「玄冬会」)の藻川(もがわ)探索日だった。

藻川は淀川水系猪名川(いながわ)の分流で兵庫県伊丹市から尼崎市へと流れ、

尼崎市戸ノ内近辺で猪名川と再び合流する一級河川だとウィキペディアに書いてあった。

ウィキペディアに載るほど有名な川だったのを先ほど初めて知り、

(いや~、それほどでも~)と、自分の川でもないのに照れる私であった。

 

↓12月10日、家の近くの藻川で泳ぐカモたち。

5、6年前まで園田付近の藻川河川敷は藪が茫々と生い茂り、

人が散歩するのも困難だったようだ。

それを数年かけて切り開き、人々がのんびり散歩できるまでにした人がいる。

ニックネーム「植物博士」のKさんだ。

昨日はそのKさんに案内していただき、阪急園田駅から直近の河川敷を散策した。

野生の草木が冬姿容に変わりつつある中、駅の傍の土手から降りて数分のところで

一群の菊花が目に飛び込んできた。

ノジギクとのこと。近づくと好い香りが漂う。

Kさんによれば、1924年牧野富太郎博士が兵庫県で日本一の大群落を発見し、

1954年に兵庫県の県花になった花だそうだ。

Kさんはこの周辺を藪払いして、ノジギクの生育を何年も守ってきたという。

(知りませんでした。そして、本当にありがとうございます。)

 

↓こちらはコセンダングサの花と実。

この実が服のあちこちに執拗に付くので、この辺りの引っ付き虫ナンバー1だ。

忌々しい。

 

でも、壁にぶら下げると一気に魅惑の壁になるのです。

また冬が来る。

昆虫の命も尽きる。

↓羽がボロボロのモンシロチョウ。

近づいても、数分間見ていても動かなかった。

↓ショウリョウバッタ。色が褪め、尻尾の部分が傷んでいる。

容易に捕まえられるが、

それでも少しずつ跳ねてどこかへ行こうとしていたので草むらに放した。

↓私の好きなセイタカアワダチソウ。

花も鮮やかな黄色が美しいが、いつも冬の始まりには白い綿毛の群れになり、

心惹かれる。

↓実は、このセンダン(ビャクダン)の木の根元に我が裏庭でなよなよと生きていた

レモン苗を5本植えた。1か月半前のこと。

昨日、生存が確認された。

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