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日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「電気・ガス・水道代払えず餓死兄弟見過ごされ」No.3780

2020-02-07 19:43:05 | 日本事情

NHKのニュースwebに載っていた事件が

他人事には思えません。

困窮者は自分から「助けて!」と叫ぶ気力もない人が多いです。

水道やガス・電気を払わない家庭について、

事業者と役所の福祉係が連絡を取り合えば

ひっそり亡くなる困窮者を助けることができたのではないかと

思えて仕方がありません。

富める者がもっと富み、

貧乏人は死ぬ自由しか選べない国に転落しつつある国、

それが日本の方向ではないかと恐怖心が湧きます。

政治次第でこの方向はチェンジできるのに……。

 

ニュースの概要はこんなことです。

電気・ガス・水道代払えずやせ細って死亡

去年12月、東京 江東区の集合住宅で72歳と66歳の兄弟が痩せ細って死にました。

遺体の体重は30キロ台と20キロ台 だったそうです。

電気やガスが止められ食べ物もほとんどなく、困窮した末に死亡したとみられています。

亡くなった72歳と66歳の兄弟は、

料金の滞納で電気やガスが止められていて、電気が通っていない冷蔵庫には里芋が。

水道も5か月前の去年7月から料金を滞納し、止められる直前でした。

弟はかつて運送会社に勤務していたけど無職になり、

兄も警備会社に勤めていたけど体調を崩して働けなくなっていました。

近所づきあいはほとんどなく、兄弟が困窮していたことを知る人はいませんでした。

親族とのつきあいも途絶えていて、

区に生活保護の申請や相談もしていなかったということです。

経済的に困窮した人がみずから声を上げず、

生活保護など福祉の支援を受けていないケースは珍しくないそうです。

厚生労働省の「国民生活基礎調査」(平成28年)をもとにした推計では、

所得が生活保護の基準を下回る世帯のうち

生活保護を受けていない世帯はおよそ6割に上ると推計されています。

平成24年には札幌市で40代の姉妹が

電気やガスが止められた部屋で死亡しているのが見つかったほか、

さいたま市でも60代の夫婦と30代の息子の親子3人が

痩せ細った状態で 死亡しているのが見つかりました。

NHKニュースWEB2020年2月6日  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200206/k10012274691000.html?fbclid=IwAR3I6Xp1YijL5zWgiXs71_P19g7A3sqYQnbmeNJ9oagl_9Gd1xpMyn2eMgk

 

 

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