毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「教え子がやって来た!」 2013年7月29日(月)No.719

2013-07-29 12:12:50 | 日記
教え子の劉思婷さんが、中国広州市から大阪にやってきた。
26日朝、広州白雲飛行場を発ち、3時間半の空の旅で関空に着いた。
早い。近い。中国は日本のお隣さんなのを再確認。
約2週間、主に我が家にホームステイしつつ、
初めての日本(関西だけですけど)を味わう。
どんな感想を持つかが楽しみだ。


関空に着いたとたん、私にポーズを要求され、
しかたなく(わ~い!)のポーズを取る劉思婷さん。
固い腕の表情にシブシブ感が漂う。


昨年1月、私は彼女の故郷の農村に連れて行ってもらい、
数日滞在した。そこでの体験は、実に得難いものだった。
(体験記はマイ・ブログのNo.260、261、268、274、275、277、280、281、282、284
〈全10回〉にところどころ写真入りで掲載。
暇なヒト、読んでね~)
小学校もない小さい、小さい村から大学に進学した彼女は、
北京航空大学に進学した弟とともに「村の奇跡」と呼ばれ、
さらに一年前、
広東省広州市の広州外語外貿大学大学院日本語学科に進学し、
現在は江戸・明治期の日本の漢学を専門に研究している。

今回の関西滞在では、大阪、奈良、京都の観光のみならず、
大阪庶民(つまり私)の賢い節約生活をも観察してもらいたい。
例えば、彼女を夜、8時半過ぎに近所のスーパーに連れて行き、
ディスカウント食品の買い方をレクチュアする予定である。
お寿司など、昼間の半額、598円が299円に変身するのだ。
この情報は、将来日本に留学した暁に必ずや役に立つであろう。

しかし、実は、劉思婷さんの滞在がまだたった数日であるにもかかわらず、
彼女の行いから垣間見る中国的節約にハッとさせられることもある。
まず、洗濯の仕方。
固形石鹸を使い、靴下、シャツ、ブラウスなどは手洗いする。
ジーンズなど大物だけまとめて洗濯機を使う。
それから、食後のお皿洗いは、
水を無駄に出しっぱなしにしないようこまめに蛇口を閉める。
農村出身でよく家の手伝いをしている子は、
自然とこうした方法を身に着けているのだ。
水の出し方については昔、自分も教わっていたのに、
何十年もの間にすっかり忘れていた。

自分では立派な節約家だと思っていても、
その内容にはバランスを欠くことが往々にしてあることに
気づかされる劉思婷さんとの共同生活である。
この2週間で、中日両庶民の節約方法を摺合せ、
お互い、豊かな節約ライフ技術を磨けそうな予感がする!(それだけかい…

オマケ:大阪キタの玄関口、JR大阪駅をちょっと観光。
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2 コメント

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樟樹市の位置も確認 (Yozakura)
2013-08-03 09:38:07
ブルーはーと様
 中国国内で販売されていた【中国公路交通詳図】にて、江西省のほぼ中央に位置する樟樹市の位置を確認しました。鉄道の駅もありますね。

 省都の南昌から国道105号線を利用して、贛江(かんこう。文字化けするかも?)沿いに南下すると行きつく町。そこは、本来は河の合流点にに位置していた集落ですね。村の写真もしっかり拝見。お元気で。
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訪問紀行文は読了済み (Yozakura)
2013-08-03 08:43:33
ブルーはーと様

 その教え子の自宅まで旅行して、農村に滞在した体験紀行文は、既に読了済みです。ともすれば、単調な日常生活の私的記述が多いこのブログで、そうした農村滞在体験記や、教え子から寄せられた日経企業での就労・従業体験記が一番面白いですね。

 それと、その学生さんは南方系の人みたいですね。丸っこくて愛想の好さそうな顔立ちは、貴州省、湖南省、江西省やその近隣の南方系に多い表情と推測しました。
 お元気で。
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