毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「劉思婷、ただ今日本体験中!」 2013年8月1日(木) No.720

2013-08-01 13:45:22 | 日記
劉思婷さんが来日して6日、12泊13日滞在の前半が矢のように過ぎた。
ちなみにどういう日々だったか振り返ると、
初日、関空到着。大阪駅ビルからキタ近辺をザックリ鳥瞰し、阪急電車で淀川区の我が家へ。

2日目、中国帰国者の友パーティー参加して、
    同年代の帰国者3世の原田君たちと歓談。
    大学院の元ルームメイト李さん(阪南大留学中)と再会。

3日目、京都府京丹波市の瑠璃渓散策、温泉体験(李さんも一緒に)
    2年以上のメールフレンド山田さんの車で。
    瑠璃渓ではたくさんの親子連れが川遊びを楽しんでいた。
    京都市内から来たおじさんにアイスを奢ってもらう。
    おじさん曰く「日本と中国は仲良くせなアカン。」
    温泉体験は、最初、トホホ感溢れる風情だったが、
    さすが若者、すぐに慣れてマイナスイオンの空気浴でお昼寝を楽しんだ。 

 
4日目、大阪キタを李さんとショッピング。
    夜、茨木市で学習交流会に参加し、「中国の若者の現状」について大いに語る。
    都市と農村の格差、戸籍問題、教育システム、
    新左派経済学者のワンフェイ氏について中国の若者はどう感じているかなど、
    かなり多岐にわたる質問に中国の若者の一人として誠実に答えていた。

5日目、京都観光(祇園・八坂神社・清水寺・三十三間堂・銀閣寺・京都大学)
    「日本概況」の教科書に出てくる名前がそこここにあり、
    「ああ、来て良かった~!」と呟いた。

 
6日目、奈良観光(唐招提寺・薬師寺外側だけ・興福寺五重塔だけ・東大寺・奈良公園)
    我が友人藤野さんの案内で、唐招提寺を中心にゆったり奈良観光。
    京都との違いが印象的だったようだ。「私は奈良の方がいいです。」と。
    帰り道、大阪梅田のかっぱ横丁・古書の町に行ったが、
    8時ちょうどでしまってしまった。
    代わりに、どんぐりハウス(スタジオジブリのグッズ店)で、
    両者、目を輝かせてお土産物色。

そして、今日7日目は、兵庫県尼崎市のNPO法人「まいどイン尼崎」作業所で
    しょうがい者の自立のための作業体験、夜は交流食事会&民家にお泊り体験。

とまあ、明らかにハードスケジュールだ。
2日間、京都と奈良を歩きまわった疲れが出て、今朝は二人とも寝坊してしまった。
帰国までのあと一週間、さらに、いろいろな人との交流や、
暮らし体験のスケジュールが目白押し状態だ。
中国に帰ってから、ゆっくりと自分が体験したことを振り返り、
整理整頓してもらいたい。

ところで、ここ数日の間に聞こえてきた思婷さんの呟きに、
彼女の日本に対する印象が感じられる。
例えば…、
(京都や奈良の町を歩きながらシミジミと)
「自分が知識として大学の講義や本で学んだことが、今、
本当に目の前にあるんですねえ…。」


(道行く女性の、日焼けを完璧に避けるファッションを見て、ニマッと笑い)
「写真に撮りたいくらいですね。中国では怪しい人と思われます。
日本の女性は一人ひとり個性的な恰好をしていますね。」


(歩道上で接近する車に道を譲ろうと一瞬立ち止まりながら)
「車が来たら、すぐハッとして歩行者の自分が引き下がろうと思ってしまいます。
日本では歩行者優先なのに。」


(町のポスター・広告を眺めて)
「どこでも安倍首相のポスターばかりですね。」
(その後、日本共産党の志位委員長のも見つけて、非常に意外そうだった)
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