この間も書いたが、「朝パラ」という関西ローカルの番組で勝谷誠彦が、
(彼は「たかじんのそこまで行って委員会」の司会もしていたらしい。
私はその番組を見たことがない)
沖縄県民の辺野古新基地建設反対の主張に対し、
「県と国とどっちが上や思てんねん!」
「基地建設で沖縄県民は潤ってる。基地要らんゆうなら金返せ」
等々、口角泡を飛ばして非難していた。
そのとき、勝谷某の横の男が
「そう言えば建築現場でよう沖縄風な名前(言葉)の人いますわ」みたいな
どうしようもない発言をしていた。
(私はこの場面をフェイスブックの動画で見た)。
たいへん声高で喧嘩腰、早口でまくし立てる勝谷某の口調は、
ヤクザ映画で演技している人を想起させた。
「沖縄は基地建設で潤っている」
これはもちろん沖縄県民の主張と真逆である。
昨日の沖縄タイムスに、基地建設を請け負うゼネコン会社の名前が出ていた。
勝谷何某がそう言うなら、さぞ、地元沖縄の会社名が並ぶだろう。
しかし、事実は以下の通りだ。
・五洋建設:日本の準大手総合建設(ゼネコン)会社の一つ。海外大型工事の先駆で、海洋土木(マリコン)最大手としても知られる。本社・東京都文京区。
・東亜建設工業:日本のゼネコンでは中堅の規模を誇る。設立時の経緯もあり、海洋土木に強みを持つ。かつての浅野財閥の流れを汲む企業の1つ。本社・東京都新宿区
・東洋建設:東京都江東区に本社をおく総合建設会社(中堅ゼネコン)。阪神地域発祥。海洋土木大手、陸上・建築へ展開。債務免除受け再建中、前田建設工業と資本提携契約締結。
・前田建設工業:東京都千代田区に本社を置く建設業者である。準大手ゼネコンの1社
・大成建設:日本の大手総合建設会社。スーパーゼネコン5社(鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店、大林組)の一角。戦前の大倉財閥の流れを汲む。本社・東京都新宿区
(解説wikipedia)
―――沖縄タイムス 2015年4月20日 09:20
辺野古埋め立て工事6件415億円契約「夏にも着手」
- 沖縄防衛局は、辺野古埋め立て工事6件を415億円で契約した
- 区域外周に沿った護岸新設など1300メートルを整備する
- 最初の本体工事として、防衛相は夏にも着手する意向
名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は埋め立て区域の外周に沿った護岸の新設など6件の工事を計415億3千万円で業者と契約し、19日までに公表した。中谷元防衛相は、海底ボーリング調査を6月末までに終え、実施設計に反映し「準備が整えば、夏にも埋め立て工事の過程に着手したい」との考えを示している。
現在の海上作業は、掘削を伴う海底地盤の強度や環境影響評価後の生態系の変化などの調査が目的で、防衛局が県に提出した埋め立て承認申請書に基づく工事には着手していない。今回の6件は、防衛局が埋め立て本体工事の最初の手続きとして入札公告し、業者との契約を結んだ。
今回契約した工事では傾斜堤護岸約320メートル、二重締切護岸約550メートル、ケーソン2工区で計430メートルの計1300メートルを整備する予定。埋め立て区域の外周全体約4900メートルのうち約27%を占める。
工事と契約額は、ケーソン新設の1工区が五洋建設など3社の共同企業体(JV)と約141億5千万円。2工区は東亜建設工業など3社のJVと約18億4千万円、傾斜堤護岸新設は東洋建設など3社のJVと約9億8千万円。
ほか、二重締切護岸新設は前田建設工業など3社のJVと約79億6千万円、中仕切岸壁新設は大成建設など3社のJVと約157億6千万円、汚濁防止膜等工事は大成建設など2社のJVと約8億4千万円で2月20日までに開札し、業者と契約を結んだ。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=112335
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