外国語学院ビルに入ると、電光掲示板に学院のスローガンが示されています。
新学期新気象 新学期・新状況
『不忘初心 牢記使命 『初心を忘れず使命を心に刻み
深入貫徹習近平新時代 習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想を
中国特色社会主義思想』深く掘り下げ貫徹せよ』
「中国の特色ある社会主義思想」とはどんなものか、
私は中国で暮らせば暮らすほど、訳がわからなくなります。
スローガンを掲げているこの学院も
ただ建て前として書いているだけでしょう。
封建時代の発想がそこにもここにものさばっているこの大学が
「社会主義思想」と堂々と掲示するのがちゃんちゃらおかしく思えます。
ほんこんについて大学は中央政府と足並みを揃え、
「学生たちに対して一切述べてはならない」と緘口令を敷いています。
情報は百度(中国のインターネットポータルサイト)が
北京政府の通達を流すだけ。
微信などSNSでも中央政府の意見に同調するものしか見られないそうです。
ほんこんの人々が生きるか死ぬか、決死の覚悟でデモに臨んでいることは
ここ、山東省の地方都市では伝わり難い状態です。
日本でNHKや読売新聞だけを頼りにしていては
真実が見えてこないのと同じで……。
今日4日、香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、
「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を表明しましたね。
もっと早く撤回していれば、
抗議を3ヶ月も長引かせることはなかったでしょう。
デモ隊の暴力には言及しても香港警察のすさまじい暴力には触れません。
昨日、地下鉄車両の中まで入り込んで
デモ参加者に何人もの警官がよってたかって暴行を加えた動画は
ネットで全世界に流されていますが、
悲しいかな、肝心の中華人民共和国の人民だけはなんにも知らないのです。
そして、下の写真のように香港の中学生や高校生までが
校門前で登校拒否をして抗議活動をしていることも……。
このブログももはやVPNを使わなければ見ることができません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます