今日、沖縄の辺野古から戻った。
折りしも、翁長知事の作業中止指示(23日)と、
それに対する政府防衛局側の対抗措置(農林水産省への申し立て)の真っただ中だった。
もちろん、農水省の判断は同じ政府同士のやることなので、
判断結果は茶番に過ぎないだろうと、皆当然予測していた。
現地に行って肌で感じたのは、そんなこととは別に、
(我らの代表、翁長さんが毅然とした名判断を示した)という沖縄県民の意気軒昂さだった。
自分たちが選んだ知事が沖縄県として真っ向から堂々と、
横暴を極める日米新基地建設に立ち向かったことが何より嬉しいのだ。
「翁長さん、がんばれ!翁長さん、がんばれ!」
「県民がついてるぞ!」
「一緒にがんばるぞ!」
「「県知事を支えるぞ!」
といったシュプレヒコール(合言葉)がそれを物語っていた。
今日、大阪に帰りフェイスブックを見ると、
読売テレビ「あさパラ!」で、
勝谷コメンテーターが汚い関西弁を駆使し、根拠や数字も明らかにせず、
「国と県が対等だと思うのがおおまちがいやっちゅうねん」
「だいたい、サンゴと人の命とどっちが大事やねん」
「米軍基地があることで、沖縄利権業者が潤っている」
「翁長さんを沖縄県民みんなが支持しているわけじゃない」
等々とまくしたて、他の出演者たちが誰一人反論することなく、
ひたすら頷いているのを見た。
(またこんな滅茶苦茶な論理の、非文明的な番組を作っているのか!)
と私は呆れ悲しむ。
翁長さんを沖縄県民が支持していなければ、
どうやって翁長さんは選挙で選ばれたというのか。
翁長さんだけではない、ことごとく沖縄の選挙という選挙は、
「反基地」を主張する候補が当選しているのだ。
この番組製作者は、沖縄県民にこの番組を見てもらったらいい。
沖縄県民から返ってくる答えをまともに受けて立つことができるのか。
大阪だから恥を知らずにこんな下品な言葉の、
内容の根拠も示せないコメンテーターを使い、
無責任で失礼で超下品な番組を作ることができるのだ。
私が辺野古に滞在した3泊4日で触れたのは、
熱い人情を持ち、且つ、心から怒れる沖縄の魂だった。
デジカメを持っていくのを忘れ、ガラケーで写真を撮った。
(ちゃんとパソコンに取り込めるか、明日SDメモリーを買ってきてやってみる)
いやもう、オールスターキャストみたいに、
映画「圧殺の海」や、ブログ、FB、ツイッターの写真で何度もお見かけした人たちが、
キャンプ=シュワーブのゲート前テントにズラリ勢揃いしていたので
初めてお会いする気にならなかった。
チョイさんのブログのチョイさんも、
米軍基地に引きずりこまれた山城博治さんも、
地元出身の糸数慶子国会議員も、
みんなの心の中心にいる「オバア」85歳の島袋ふみこさんも、
み~んな、いつものように、元気にそこにいた。
↓3/26チョイさんの沖縄日記より(♪「人間を返せ」:キム・キガンさんが歌っている)
ありがとうございました♪
翁長知事の毅然と、しかも礼を尽くした態度に反して、「法治国家、法治国家!」と詭弁を繰り返す政府サイド!
毅然と詭弁のどちらに非があるか一目瞭然なのに!
お金まみれ、嘘まみれの本州に比べ、意を決した沖縄人たちは本当に、筋が通っていて、清々しく座り込んでいました。今日から報告を掲載しますので、お楽しみに!
一緒に行った広島の友人が「ヒロシマと福島と沖縄はつながっちょるけん」と言っています。辺野古の人たちの力で、仲間が増えていくのが嬉しいです!いつか、きっと福島にも挨拶に行きますね