8月6日の平和祈念式での挨拶の中で安倍首相は、このように述べました。
「今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。」
「被爆者の方々に対しましては、保険、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、原爆症の認定について、できる限り迅速な審査を行うなど、
高齢化が進む被爆者の方々に寄り添いながら、今後とも総合的な援護施策を推進してまいります。」
「今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、
心からお見舞いを申し上げ」つつ、
高齢化が進んでいる被爆者「黒い雨」原告団に対しては
容赦なく「控訴」をする安倍首相。
今なお被爆の後遺症に苦しむ人々に
「できるだけ迅速に原爆症認定の審査を行う」どころか、
控訴することで認定の引き延ばしを図るその政治手法は、
沖縄県民や福島原発被害者への態度と同じ、
ひたすら棄民政策です。
広島と長崎の首相挨拶が93%同じという失礼さにもそれは表れています。
(長崎なんか広島の焼き直しで十分だ)
もし長崎の原爆投下が先で広島が後だったら、
(広島なんか長崎の焼き直しで十分だ)
と思ったでしょう。
どちらの街の特徴も独自性も双方の違いも調べようともしない
超無責任な態度。
こんなのがまだ首相をやっているのですからねえ。
とほほ・・・・・・
国など控訴「思い踏みにじる」黒い雨訴訟、原告らが会見 2020年8月12日 17時59分 (共同通信)
高野正明原告団長(82)は「国は司法の判断に難癖を付けている。控訴は大変残念だが、勝訴に向かってまい進していきたい」と力を込めた。
弁護団は会見で声明を発表し「被爆者援護行政の転換がなされ、全ての黒い雨を浴びた人たちが救済されるよう闘い抜く」と述べた。
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