毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「作文添削と楊(ヤナギ)に手こずる日々」No.1917

2017-04-10 23:50:16 | 中国事情

2年生の「日本語作文」も私が担当している科目の一つです。

3月は「日本はどんな国」というテーマで

500字~1000字以内のを一つ書きました。

たった一つ?と言うなかれ。

何度も何度も書き直させて、ようやく「合格」のメールを送るのです。

見る方も相当に時間がかかります。

しかし、それはもう終えて、

今度は中国人の日本語作文コンクールの3つあるテーマに取り掛かりました。

一つ目の「日本人に伝えたい中国の新しい魅力」は、

取りあえず、2年生は大方出来上がったかと思ったころ、

「中国5000年の歴史は平和の歴史だ」というのを送りつけてきた子がいて、

思わず、うーと唸り、メールで資料を送りました。

「その文言は、アベ首相を応援する日本の『純真な』ネトウヨさんと

どこが違うのか、私にはわかりません。」

という文言を添えて。

学校でそう教えられているので、信じている学生は確かに大勢います。

しかし、こっちは(中国だから仕方がない)と諦めてはいられません。

伝え方は慎重にしなければなりませんけれども、

日本語を学んでいるのですから、

ネットで調べたらいくらでも情報は入るのです。

(調べなければならない)という探求心を刺激するのが、私の務めです。

 

私が担当していない3年生からも作文がドバドバ送られて来はじめました。

2年、3年が相次いで、しかも寄せては返す波のように、

何度も送って来るので、一日の大半がそれに費やされます。

5月末まで睡眠削って添削する日々が続きそうです。

 

そして・・・これは、楊(ヤナギ)だそうです。

去年は初めての体験で、ギョギョギョとなりましたが、

2年目となると驚きはありません。

しかし、口や鼻、目に入らないようにしないといけないのが不快です。

掃除スタッフさん、日々大出動です。

 

 

 

遠くから見たら雪のようです。

 

吹き溜まり。

 渦巻いて舞い上がっています。

 

 

 でも、少し離れた藤棚には、ほら!

 

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もう黙ってられない「国の無策と責任放棄」~4.7復興庁前抗議行動

2017-04-10 00:12:18 | 脱原発

自力で避難し続けている人、

福島に住んでいるが、心安らかではいられない人、

苦しみながら帰還した人、

様々な立場の被災者の方々が全国各地から復興庁前に集まりました。


「自主避難じゃない、自力避難者だ!政府の無策と無責任のせいで自力で逃れ、6年間待っている。もう時間がない。」

「国民の命と暮らしをまもってください。」

「この6年間、人権を踏みにじられてきたのだ」、

「原発の責任は国にある。」

・・・・・・

言葉の一つ一つに300%の気持ちがこもって、

時々、怒りのあまり声が震えているのを私も平静に聞くことはできません。

この動画は日本全国の人々が聞かなければならないと思い、

下にコピーしました。

どうぞ見てください。


もう黙ってられない「国の無策と責任放棄」~4.7復興庁前抗議行動

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「自民党カルタ」No.1915

2017-04-08 23:26:11 | 政治

写真と文字のぴったり感に思わず( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

憲法 守さん作成のを全部、一挙にお借りしてきました。

きっと(これは!)という写真をきちんと保存されていたんでしょうね。

それにしても、この自民党オールスターズ。

嘘つき、詭弁、意味不明答弁、しらばっくれ、言い逃れ、子どもっぽい、

傲慢、狡猾、無責任、厚顔無恥、冷酷、凄い顔ぶれ……。

    

      

           

   

     

  

    

           

      

  

   

     

          

   

      

    

   

  

    

      「ん」は、やっぱりこれかあ💦

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「元気出ない」No.1914

2017-04-08 21:16:47 | むかむか

 

トランプのアメリカが方針転換してシリアを大爆撃したと。

今村復興相の「自己責任」をアベ首相が謝って取り繕おうとしたと。

「私人」アベ昭恵夫人のために公務員が何人も秘書で付き従っていると。

「私人」昭恵への飛行機代も公費から出すと。

「共謀罪」法案審議入りしそうだと。

公明はどうしようもなく、維新がアベにべったり同調していると。

・・・・・・

沖縄で大きな星が落ちたと。

 

「怒りと悲しみ」などと言葉で括れないものが

心身の元気を奪います。

それでも、ミツバチは花に来て、花は甘い香りを漂わせます。

 

小さい犬は主人にちょこちょこと付き従い、

 

キュウリグサは小さい仲間で精いっぱい広がって、


若者は、恋人に電話します。

 

 

 

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「花々に背中押されて花見会」No.1913

2017-04-06 19:26:38 | 中国事情

今日午後、キャンパスの庭園で2年生が花見会をしました。

先週から気温は15℃~22℃の暖かさで推移しています。

樹々の花がどんどん咲くわ、パラパラ散っていくわを

手をこまねいて見ているわけにはいきません。

花見するなら今週しかない!と2年生に呼びかけて開催したものです。

クラスの自主活動として取り組むように言ったのですが、

ふたを開けてみれば、

他の先生と授業変更の交渉をしていなかったり、

他学年に連絡していなかったりと、していないことばかりで、

私は自主活動とは何かをこんこんと係に説明する羽目になりました。

日時の設定、各種準備、関係者への連絡、参加呼びかけ、

全部学生が自分たちでするものなのだと言うと、

「そんなことを学生が勝手にしては、先生に叱られる可能性が大です。

何でも先生に命令されてからやるのが自分の経験した学校教育でした。

自分たちで計画準備を全部任されたことは一度もありません」と。

この消極的姿勢は前任校の江財大でもほぼ同じでしたので、

中国の小中高校での自主活動教育は、

未だほとんど為されていないことが分かりました。

しかし、決して実行力がないわけではありません。

学生たちは学校の先生に「忖度」してきただけで、

(「忖度」は中国こそ本場です。人民は生き延びなければなりませんから)

「大丈夫、ここは自分たちが自分たちの考えを実現できる場所なんだよ」

と安心させると、どれほどの力を発揮できるか分からないほどのものを

一人ひとりの学生は内に秘めていると、私は睨んでいます。

 

今日、彼女たちは浴衣を自分たちで着てきました。

私は宿舎で巻きずしを作り、直接庭園に行ったので一切手伝っていません。

しかし、これは……(;^_^A 裾がスカートのようになっています。

来たる5月には、大阪から友人たち着付け教室の講師団が来てくれます。

この写真を見たら、さぞ、やりがいを感じることでしょう。

 

お寿司、お菓子、果物、薬で有名な禹州の薬味(くすりあじ)のコーラなどで

ルンルン気分に。

大学お仕着せの「日本語愛好者協会」のメンバーである他学部の学生も

数名参加していました。

今日、彼らが確実に覚えた単語は「カッコー」です。

(「静かな湖畔」を後追い遊びで歌ったので)(⌒∇⌒) 

 


食べたり飲んだりした後は、歌のコーナーです。

印刷した歌詞カードを見ているのは一組だけで、

後は全員携帯で歌詞確認をしています。

「少年時代」、「日曜日よりの使者」、「おじいさんの古時計」、「勇気100%」、「静かな湖畔」、「森のくまさん」。

これが2年生になってから覚えた歌。

「君をのせて」、「シャローム」、「ドラえもん」、「一休さん」、「カエルの歌」

が一年生の時。

皆、実にによく覚えていました。嬉しかったですね。


携帯を見ながら歌っています。 

歌詞のみならず、あらゆることが携帯でできるのが今の中国です。

 

自然な態度で木に上着をかける人々(;^_^A

 

 

戦後すぐの買い出しを想起しませんかね。

 

 

今日の花見会で、以前自分が日本の学校で働いていた時、

よく外で授業をしていたことをおもいだしました。

(春は外にかぎるなあ。いつか日本語会話の授業を外でしよう)

と思ったひと時でした。

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「『避難者は自己責任』今村雅弘復興相へ辞任要求署名」No.1912

2017-04-05 22:45:02 | 日本事情

 チェンジ・オルグCHANGE・ORGで見つけたキャンペーンです。

今日5日の正午から始めて半日弱で既に14,594人の賛同者が集まっています。

山東省から私も署名しました。

皆さんもぜひ。

       宛先:復興大臣今村雅弘 様 

  復興大臣の辞任を求めます  

以下のリンクからネット上で署名ができる仕組みになっています。

https://www.change.org/p/復興大臣の辞任を求めます?utm_medium=email&utm_source=notification&utm_campaign=petition_signer_receipt&share_context=signature_receipt&recruiter=59730044

 


 ※この署名は、2017年4月5日の正午にキックオフしました。4月6日夕方の復興庁への提出を予定していますが、その後も当面継続予定です。

今村復興大臣の辞任を求める避難当事者・支援者有志一同 

 

〈付録1〉wikipedia

今村雅弘:年金未納

政治家の年金未納問題が注目された際、1年1ヶ月間の年金の未納が発覚している


〈付録2〉日刊ゲンダイ 2016年9月1日 

今村復興相の“怪しい財テク”…要職に就きながら株式売買

東京電力8000株も保有/(C)日刊ゲンダイ
 

 現役閣僚にまた“政治とカネ”の問題だ。今村雅弘復興相(69)国交省の要職に就いていたころ、同省と関連のある企業の株式の売買を繰り返していたという。29日付の「赤旗」が報じて、わかった。現在も、1部上場の優良株18銘柄(別表)を保有。その時価総額(2015年3月時点)は6000万円超にもなる。

 議員が株式を保有してはいけないという決まりはないが、問題なのはその銘柄と職務との関連性だ。今村大臣は国交政務官や国交委員長などを歴任。典型的な国交族だ。現在保有する株の中には、通信インフラ事業などを行う「NDS」など、“国交関連銘柄”が数多く含まれている。

 しかも、復興相にもかかわらず、東京電力8000株も保有している。今村事務所は本紙に対し「株式の保有は他の閣僚もやっていること。これに関して特にコメントはありません」と回答したが、問題は大ありだ。政治評論家の山口朝雄氏はこう言う。

「現職の復興大臣が東京電力の株を持っていること自体、あり得ない話です。国交委員長など影響力のあるポストに就きながら株を売買、保有していたなら、“疑惑”を持たれても仕方がないでしょう。“今村銘柄”は買いという話になりかねません」

 当の“財テク”大臣は、22日から検査のため都内の病院に入院していたが、30日から公務に復帰。一部では“重病説”も流れたが、「入院は4日間で、入閣前から決まっていたこと。検査で何か問題が見つかったわけではなく、本人は健康です。激やせしたのは4年前に糖尿病を患ったから」(今村事務所)とのこと。

 安倍内閣では他にも、時価総額8000万円超の株を持つ塩崎恭久厚労相や麻生太郎財務相ら、株長者がゴロゴロいる。これらは官製相場の上で成り立っていることを、有権者はよ~く覚えておいたほうがいい。

 

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「自主避難は『自己責任』~復興大臣明言」No.1911

2017-04-04 20:42:45 | 我が心の沖縄

〈今日のニュースから〉

今村雅弘復興大臣は、東電株の所有者(8000株)だそうな。

だから・・・なんですね。

避難者より東電がだいじだという態度が全力で出ています。

自主避難は「自己責任」て???

まず、原発起こした東電と国(つまり自分)に全ての責任があるのを、

分かってませんね、この人。

自主避難者は原発事故のために仕方なく避難している被害者であり、

加害者は国(つまり自分)と東電です。

大けがをさせた加害者(自分)が被害者に、

「うるさい!!自分で手当てして、自分で治せ!」

と、逆切れしているのと同じです。

ここまであからさまに原発被災者に失礼な言辞を吐いたら、

辞任して、国会議員も辞め、福島原発で東電職員にさせてもらって

放射能漏れと対峙して暮らしてもらうしかないです。

 

自主避難は「自己責任」~復興大臣明言

《 今村復興相は4日朝、復興庁で行われた会見で、福島県から自主避難を続けている住民に対する国の責任をめぐる記者とのやりとりで激しい言い合いとなった。

 
これを受けて今村復興相は4日午後に会見し、

「感情的になってしまった。おわびを申し上げ、

今後はこういうことがないように冷静適切に対応していきたい」と陳謝した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

見たらまた腹が立ってきた!

政府の責任を追及されて感情的に逆切れするとは、

本当に意味が分からないんですよ。

記者の責任追及は当たり前でしょう。

失礼でも何でもない、原発をガンガン推進してきたの、政府なんだから。

こんな幼稚園の我がままクラスみたいな政府、

なんとか一刻も早く失墜させないと、

 ヽ(`Д´)ノがまんできなーい!!

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「世の中がおかしくなるのは言葉のごまかしから」No.1910

2017-04-03 23:49:58 | むかむか

「世の中がおかしくなるのは、言葉のごまかしから」

言い得て妙だと感心もしていられません。

この間の政府の言い換え大作戦には、意図が見え見えなんですが、

その意図が、ワタシら庶民を崖っぷちに連れて行って突き落とすこととあっては

黙っちゃいられません。

下の表は今の政権の嘘八百から見れば、

氷山の一角にもならないほど、ごくごく微小な一部です。


憲法改定も選挙前には「争点ではない」と一切語らず、

選挙で勝ったとたんに、

いよいよ、どの条項について、これ は改正すべきかという

新たな段階に憲法改正議論も現実的な段階に移ってきたと思っている」

と、まさに詐欺師の手口(または、ナチスの手口)でしたよね。

私がゾッとする自民党の改定案の中には、

「基本的人権は永久の権利」と定めた憲法97条まで削除してあります。

なぜ削除するか理由を聞かれたアベ首相は、

「単に条文の整理」と、答えました。

 私たちの最も大切な基本的人権を「文の整理」という名目で

闇へ葬ろうとしているこんな政府に羊のように従ってたら、

私たちは生きていけません。


   左が事実 ⇒ 右が言い換えたごまかし

 

「それ、ごまかしじゃないですか!?」

と聞くと、こんな回答があるばかりです。

このヒト自体、全身がごまかしで成り立っているのだとしか思えません。

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「辺野古座り込みにかける思いRBC THE NEWS」No.1909

2017-04-02 21:40:18 | 我が心の沖縄

以前、日本で働いていたころ、NHKラジオ「朝いちばん」という番組で、

毎朝6時50分前後に「今日は何の日」というコーナーがありました。

(今でもやっているのかなあ)。

慌ただしく出かける支度をしながら聞くのですが、

「〇〇年、こんなことがありました。今から△年前の今日のことです」

と言われると、ギクッと動きが止まってしまうことがありました。

頭の中では筋を通し、歴史と繋がって生きていたはずなのに、

時間も思考もブチブチに断ち切られた日々を過ごしていることに気づき、

こんなにあくせく働いて、且つ、くたくたのヨレヨレで、

一体私は自分の人生をどうするつもりだと、

一気にその日のやる気が萎んでいったこともありました。

(BGMはタクローの♪人間なんてララーララララ ラーラー♪だな、やっぱ)

とか、呟きながらとぼとぼと職場に向かったものです。


その日その日をこなすのが精一杯だった日々、

思えば今も日本では多くの人たちがその状態なんでしょう。

でも、ときどきはギクリと立ち止まり、

実は、今の暮らしと繋がっている歴史の糸を

手繰り寄せる作業をしなければならないと、

私は自分の経験を反省しつつ思います。

今、私たちはひとたちが歴史を繋げて繋げて来た時間の端っこに立っているのです。


1945年3月26日、慶良間諸島に米軍上陸。

    3月28日、渡嘉敷島で島民が「集団自決」。

    4月1日、読谷村に米軍上陸。

    4月16日、伊江島に米軍上陸。

    6月23日、牛島中将が自決。約3か月に及ぶ沖縄戦が終結。

   自動代替テキストはありません。

   図は広田まり子さんのFB記事からお借りしました。

沖縄の人たちは、歴史を背負って生きています。

ついうっかり忘れることなど、体験が許さないのです。

1945年4月1日、米軍が読谷村に上陸した日。

そして、辺野古のキャンプシュワブゲート前の座り込みが、

今年4月1日、1000日目を迎えた日。

全部、一本の糸で繋がっているのです。

私たちはギクリと立ち尽くし、戦争の時のこと、

戦後の歩みのこと、そして今日のことを頭の中で繋げなければなりません。


RBC THE NEWS「あす1000日 辺野古座り込みにかける思い」2017/03/31

 

 

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「あ、今日はアベ首相の日だ」No.1908

2017-04-01 16:07:56 | 自分事情

キャンパスの一角。2日前の放課後です。

散歩の人は服装から見て職員の家族でしょうか。

エイプリル⁼フールの今日ですが、

近年は「毎日がエイプリル⁼フール」のアベ首相のおかげで、

嘘とホントがごちゃごちゃになって困っています。

 

今日も今日とて、午後2時過ぎに2年生の韋彤さんから、

「先生、今日午後は清明節の代講があるんですけど。先生の聴解の授業が…。」

と電話があった時も、

(ま~たまた、それには引っかかりませんよーだ)と、

真面目な応対をしていなかったんですが、

じ、実は、本当でした……。

2年生は私が教室に来るのを十数分じっと待った後、

確認のため電話をくれたんでした(;^_^A

いやね、この大学では祝日の後に代講があるのが今までの常だったんですよ~。

今回も、明日から3日間:4月2日(日)、3日(月)、4日(火)と

清明節休暇があって、

私の月曜日の授業の代講は、ただ「土曜日だ」と

日本語学科の主任からメールで連絡があったので、

私は当然、来週の土曜日だと思い込んでいたのです。

 

結局、再来週の月曜日の正規の授業時にオーバータイムを取ることにして

学生たちに納得してもらいました。

今学期初めての4連休なのでいつになく、

(午後のお茶は何にしようかな)などと、

心からリラックス・ゆったり体制に入っていたのに、

今さら焦って髪の毛ボサボサのまま教室に走りたくないですよ。

2年生も、「もう帰ってもいいよ」と聞いて明るい声で通話を終えました。

いや、ヨカッタな。結果的に。あははは~💦(^;)

 

・・・と、笑っていられないのが日本の状況です。

昨日3月31日で、原発事故自主避難者に対する支援が打ち切られ、

避難解除区域から避難している方々が頼みとしている住宅無償提供が

今日4月1日から受けられなくなったそうですね。

これからさらに、避難解除区域は増えるでしょう。

しかし、解除されたからと言って、住めもしないところに帰ることは

できません。

こんな人でなし政策を推進しているのがアベ内閣、

この人でなしアベ内閣のやりたい放題を横行させているのは、

現政権を支持している人たちです。

ということは、

現政権の支持者たちも人でなしだということでしょうか。

だってね、

放射能事故からの避難者たちに対する虐めが

日本のあちこちで起きていると聞いて、

私はつくづく日本人の性根の悪さを感じざるを得ないんですよ。

(そりゃ、いい人もた~くさんいるけどさー)。


芥川龍之介は小説『鼻』(1916年発表)の中で、

日本人の心の中にある〈傍観者の利己主義〉についてこう述べています。

――だれでも他人の不幸に同情しない者はない。ところが、その人がその不幸をどうにかして切り抜けることができると、こんどはこっちでなんとなく物足りないような心持ちがする。少し誇張して言えば、もう一度、その人を同じ不幸に陥れて見たいような気にさえなる。そうしていつの間にか、消極的ではあるが、ある敵意をその人に対して抱くようなことになる。――

これ、原発被災者に虐めをする日本人よりまだましですよね。

芥川の生きた明治末期‐大正‐昭和初期の日本人は、

「他人の不幸に同情しない者はな」かったようです。

しかし、時代が平成の世になって、

芥川が断じた時代よりさらに人心は荒廃し、

「その人が不幸を切り抜けることができて」もいないのに、

不幸な状況にある被災者の子を恐喝する他の子ども、

同じく学校の階段から付き落とす子ども、

たばこの煙を吹きかけ、「はやく福島に帰れ!」という親…e.t.c.


ネトウヨ業界人の攻撃性と、

原発事故からの避難者への虐めが私には重なって見えます。

そもそも、ヘンに劣等感持ったり、急に上から目線になったり、

自分と他者を対等に関係づけることができない人が

日本には多すぎる気がするんですが、

世知辛い世相の現代にあっては、

相手が自分より上(強者)だと思えば尻尾を振って揉み手をしてすり寄り、

下(弱者)だとか思ったとたんに、上から目線で馬鹿にし、

下に見た存在が毅然として頑張っていたりすると、

腹が立ったり、憎しみを覚えてしまったりするんじゃないかなと、

思える今日この頃です。

 

〈付録〉民の声新聞 国と東電を訴えた「福島原発被害東京訴訟」の第21回口頭弁論2回目の原告本人尋問(2017/1/11)

(前略)40代の母親は、原発事故で新体操の指導者という道を絶たれた。いわき市の友人からは「いつ帰って来るの?」というメールばかりが届き、すっかり疎遠になった。

子どもは転校した都内の公立小学校で、何度も階段から突き落とされる〝いじめ〟に遭った。

「福島から来た子は白血病で死んじゃうらしいな」というクラスメートの言葉に、担任の教諭は注意するどころか「そうね、中学生くらいになると死んじゃうかもね」と〝悪ノリ〟した。

階段から突き落とされる時、わが子は「どうせ死ぬなら今死んでも一緒だろ」と言われたという。

「避難者なんだから貧乏だろ」とも。

法廷で母親は言った。「心を傷つけられ過ぎて果たして修復できるのだろうか」。

被曝リスクから逃れたい一心での避難で、なぜそんな仕打ちを受けないといけないのか。


【原発事故で引き裂かれた家族】

「私も泣きたい」、「ママだってつらいんだよ」

 30代の母親は、原発事故による母子避難で夫や両親と離ればなれになった。

夫や互いの両親に支えてもらいながらの子育てから一転。

都内で1人、生後10カ月の幼子と向き合った日々。もはや爆発寸前だった。

避難先は都営住宅の9階。

「ここから落ちちゃったら終われるのかな」。

ベランダでそんな発想が頭をよぎった事もあった。

原発事故が無ければ、夢だった美容室を開業しているはずだった。

物件も決め、契約直前だった。

原発事故前の日記には、夢の開業に向けてワクワクする想いが綴られていた。

だがコツコツ貯めた開業資金は、避難先での生活費に消えて行った。

そんな「喪失感」とも闘っていた。

 住み慣れたいわき市を離れる時、迷いが無かったわけでは無い。

背中を押してくれたのは母親だった。

「子どもを守れるのは親しかいない。あなたは行きなさい」。

ずっと一緒にいるのが当たり前だった親を〝捨てて〟の避難。

車中で泣きながら夫の手を握りしめた。

「私たちは間違った事をしているのかな」。

後に、子どもの尿検査で放射性セシウムが検出されなかった時には「思わず涙が出た」と夫にメールを送った。

医師からも「早く避難した事がこういう結果に結びついたんだよ」と言葉をかけられた。

しかし、自身の甲状腺から6ミリの結節が見つかった。B判定。

子どもの尿からも後に放射性セシウム137が微量ながら検出された。

原発事故による健康への影響は本当に無いのか。不安は消えない。

 やはり30代の夫は、出し続けていた転勤願いがようやく通り、昨秋から名古屋市に単身赴任中。

子どもが卒園式を終えたら、妻や子どもとようやく一緒に暮らせる。

「離れていてつらかった。初めて子どもが立ったとか初めて『パパおかえり』と言ってくれたとか、そういうものを経験できなかった。すごく悔しい」。

しかし、被告代理人弁護士の問いに、こうきっぱりと答えた。

「子どもを守るために避難させたので、自分が寂しいとか会いたいからという理由で戻って欲しいと言うつもりは無かった」。

工場での勤務を終えて、3時間かけて会いに行った。

夜勤明けでも寝ないで車を走らせた。

妻の髪をなで、子どもと遊んだ。

自分の前では〝いい子〟のわが子は、父が見えなくなった後で泣いていた。

「あと何回寝たら来てくれるの?」と尋ねられて、何と答えて良いか分からなかった。

 同訴訟で、母子避難させた父親の出廷はただ1人。

硬派な父親が唯一、下を向いて涙をこらえたのが愛する妻の話だった。

「自分はそばにいてやれなかった。あんまり愚痴を言わない妻が『つらい』、『もう嫌だ』、『ベランダから飛び降りる』と電話で…」。

傍聴席からすすり泣く声が聞こえた。夫妻の想いは被告代理人弁護士の胸に届いただろうか。
(後略) 16時38分、閉廷した。次回期日は3月1日10時。

――――――http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-102.html



 

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