毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「旬の油桃、毎日5個は食べる」No.2290

2018-06-14 22:33:45 | 亜細亜

先週から連日35℃以上の暑さが続く山東省菏澤市です。

外国語学院の裏口脇の木の実が膨らんできました。

表面にこんなに毛が生えているので、どうも梅じゃないですね。

食べられるかどうか、推移を見守りたいと思います。

今、スーパーで売られている旬の果物は油桃、桃、杏、西瓜、山桃、レイシなどです。

桃も油桃も日本のに比べて硬いのですが、数日放置しておくと

柔らかくて美味しくなります。

最近、私の一番好きなのがこの油桃です。


↓これはスモモでしょうか。

(店に「紅果」と書いてあったけど、他の果物も紅果と書いてある……)。

油桃に比べ、ちょっと水っぽくて頼りない味でした。

その分安いとは言え、私は二度と買わないでしょう。


昨日、鄭秋燕さんから福建省で今、一番美味しいのは山桃だと聞いて

早速買ってみました。

子どもの頃、さんざん食べた桑の実を思い出させる味でした。

難を言えば、小さい実のくせに種が結構大きいし、

実が種に密着してちょっと食べ難い感あり。

でも、決してきらいではありません。

 

今日、試験問題作りも終わり、

ようやく長いショータイムを終えた気がしています。

数週間、空も見上げず、ハーモニカも吹かず、

ビールを飲むと眠たくなるのでお湯飲んで(笑)。

ああ、日差しはすっかり、完全に夏模様です。

 

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「卒業証書受け取りに福建省から山東省の西端まで」No.2289

2018-06-13 23:58:12 | 中国事情


 

4年生、と言うか卒業生の鄭秋燕さんは、

昨年の日本語学部スピーチコンテストの優勝者です。

5月に一度卒論審査のために福建省福州市の家から学校に戻ってきたのですが、

その時は話をする暇もなく、大急ぎで福建省アモイでの就活に帰って行きました。

今回、卒業証書を授与してもらうために再び、そしておそらく最後の菏澤学院へ

長距離列車に揺られながらやってきた鄭秋燕さんに、

3年の後輩に向けて、自分の経験談やアドバイスをしてもらいました。

「中国語でならいくらでも。」と引き受けてくれた鄭さん。

今、まさに迫り来る期末試験と日本語能力試験で頭が一杯の3年生も、

ホッと一息ついて、学士服を着て登場した鄭さんと最後の交流をしました。

普段の授業では質問なんかひとっつもしない3年生ですが、

先輩にはいろいろにぎやかに尋ねていましたよ。

 

その後、キャンパスの外でお昼ご飯を一緒に食べているとき、

「大学の4年間は本当に短かったです。高校のときとは全然違います。」

としみじみ語った鄭さん。

中国の高校生活は、辛く苦しいものだとは

鄭さんだけでなく何十人もから聞いていますが、

日本の高校はそこまで大変だったですかね?

私は高校生活もけんかをしたり、議論をしたりして

楽しんだ記憶しかないので(先生をいじくったのも懐かしい思い出です)。


大学を去った後の卒業生と再会するケースは極わずかですが、

鄭秋燕さんとは、なんかまた会う予感がしますよ(笑)。

アモイの会社に就職できたので、ずっとそこで生活するとのこと。

それは、それは。遊びに行かないとね

ぼけているので粗が見えない二人。

 

 

 

 

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「仕事の契約を更新:もう一年中国に居座ることに」No.2288

2018-06-12 22:46:28 | 亜細亜

今日、済寧でのメディカルチェックの後、

外事処のMs.王がランチをご馳走してくれたレストランで泳いでいた中国チョウザメです。

髭が生えていますね。

 

中国に日本語教師の仕事を見つけて、

「ちょっと一年だけ行ってくるわ」とやって来たのが2010年の夏。

始めるとなかなか楽しい職場で、

4年も長居してしまった江西省南昌市の大学(江西財経大学)でした。

その後、一年間日本に戻っていましたが、

なんか中国から吹いてくる風が心地よくて、

つい反応し、再びお邪魔しておりますのが今の職場、

山東省菏澤市にある菏澤学院という大学です。

ここも一年更新する毎に、

(あと一年だけ)と自分に言い聞かせてきましたが、

またしても、4年間滞在することに……。

学生たちが日本語や、いわゆる「日本学」とでもいうものを

学ぶことに貢献できるのが実に愉快なのです。

教えるとなると自分でも日々勉強しなければなりません。

それもまた、たいへん楽しいことです。

日本社会に戻ればきっとまた、

洗濯機の中に放り込まれて、ぐるぐる回されるような

時間が待っている気がします。

ある学生は大学というところを評して、

「社会から自分を保護してくれるシェルターです」と言いましたが、

私もそのシェルターの庇護の下、

モラトリアルの日々をあと一年だけ楽しませてもらうことにしました。

私の赴任と一緒にこの大学の一年生に入った学生たちが卒業する時、

わたしも共に卒業したいと思います。

こちらを見ているこの魚も、料理の一品にしていただきました(ごめんね)。

淡水魚で海の魚とはかなり味が違います。

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「なんてこったい!新潟知事選とか袴田さんとか新幹線で殺傷とか、めちゃくちゃや」No.2287

2018-06-11 22:55:16 | 人権

新潟知事選挙でかなり競っていたものの、

花ふだだか花角だかが当選したという悲しい知らせ。

都市部では池田ちかこ候補が圧倒していたのに

地方部では逆転現象だったと聞きました。

ずっと以前北海道の実家にいたときにも思ったんですが、

地縁・血縁のつながりで冠婚葬祭何でも片付ける昔ながらの村社会的やり方が

選挙にも色濃く残っている地域が多いことを痛感します。

地元有力者が自分の傘下の者達を自由に操るやくざ組織みたいな体制が

個人の自由な思考・判断と選択を妨げていると思うのです。

プラス、名護市長選でも見た、

地方の知事選なのに中央政府が全力でてこ入れして

会社や組織を取り込み、

期日前投票をしたかどうかチェックを入れるという「踏み絵大作戦」とか、

デマ攻撃(池田候補が拉致問題を気にしていないとか、下半身ネタがあるとか)を

巻き散らかして池田候補のクリーンイメージに泥をぬる「卑劣大作戦」がなされたと聞いて、

もはや、日本は暗黒の後進国に成り果てた感があります。

ルールも倫理もあったもんじゃない、何でもアリの無法国、これが日本の今。

日本社会を殺伐ムードが覆い、

人が生きにくくなり、新幹線で、道路で、他人を殺します。

これはセキュリティを強化したら解決する問題ではありませんよね。

とどめが袴田さんの再審開始取り消しです。

もう三権分立も、知性が支配する司法も、

空のかなたへ飛んでいってしまいましたとさ……。

「そんなのウソだ」

袴田さんが人生のほとんどをかけて無罪を叫んできていることを

東京高裁の担当裁判官は脳みその端に一瞬でも意識したのでしょうか。

「一人の人間の命を軽んじてはいけない。」

これが司法も行政も立法も貫く民主主義の基本ではありませんか。

ちくしょ~~~~~!!腹の立つ!!!

 

 

袴田さん沈黙後「そんなのウソなんだよ」 再審取り消し

 

6/11(月) 17:36配信 朝日新聞デジタル

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180611-00000061-asahi-soci





 

 

 

 

 

 

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「アベの貢ぎ物外交はいつまで続く・・・・・・」No.2286

2018-06-10 23:56:14 | 反戦

 アベ晋三が外国に行くたびに、ま~た無駄遣いして

お金をばら撒いてくるかと思うとおちおち夜も眠れず。


特にトランプのところに行くと必ずむやみに武器を買い、

トランプをして

「どうだい、また日本に売りつけてやったぜ。

私は有能なビジネスマンだろう?」

と、ホクホクさせているアベ晋三。

今回は数十億ドルだから数千億円の税金を、湯水のように

戦争の道具を買うのに費やしてしまいましたよ。

社会保障費については「お金の出どころがない」と厳しく削減し、

こんなところには、とめどなくダダ漏れにお金を使うアベ。

これも、あれも、どれも、全部わたしらの税金です。 

 アベが勝手に使っていいものではありません。

ホンマ、なにやってくれてんねん、アベ晋三!

 

 

 

 

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「『さくらんぼの実る頃』はやっぱ加藤登紀子さんで」No.2285

2018-06-09 22:55:36 | 亜細亜

昨日の夕方、日本語能力試験N1対策補習の後で、

煙台出身の趙寧さんがた~くさん、サクランボをプレゼントしてくれましたよ。

そう言えば去年の今頃もそうでしたわ。

去年のブログを見たところ、

美味しい煙台産サクランボもらってホクホク喜んでいたのに、

卑怯極まりないレイプ男山口敬之とそれを庇うアベ首相とその仲間達が

よりもよって、一人がんばって立ち上がった詩織さんを

バッシングしていることへの怒りが、

サクランボの嬉しさを吹き飛ばしていたことが分かる文でした……。

    ↓    ↓    ↓

「『全国の詩織に謝れ』とか?!」No.1962

一年経っても事態は好転しておらず、

と言うか、トップに居座る無法者が巻き散らすムードが全国に飛散して、

弱い子どもや大人が犠牲になる事件が跡を絶ちません。

日本は確実に、

狭隘で、攻撃的で、人が簡単に他の人を殺す国になってしまいました。

しかし!今日は、今日だけは!

錯乱ぼじゃない、サクランボで心を鎮めようと、

イヴ・モンタンと加藤登紀子の『サクランボの実る頃』を

聴き比べてみたのです。

どちらも大好きですが、

今夜は、我がココロの友(勝手に自分で思っている)、

加藤登紀子さんの歌詞と声に、より心が惹かれました。

40年以上前、京都会館第一ホールで聞いた声とは

ずいぶん変化しています。

かすれ、しゃがれたおときさんの歌声、味わい深いです。


加藤登紀子【さくらんぼの実る頃】 

♪サクランボ実る頃 鳥たちは浮かれて歌うよ 誰かに恋して

愛する人の腕に抱かれて 嬉しさに震えてた

君は赤く頬を染めて いつもよりずっときれいだよ


サクランボの耳飾 燃える耳に飾る頃 どこかで聞こえる

手をつないで歩く二人によく似た サクランボの赤い実が

小道の傍で木の陰に しずくのように落ちる音


恋の終わりを恐れるなら サクランボの赤い実を 愛してはいけない

あふれる喜びがいつかきっと 苦しみに変わる頃

愛を歌った鳥は去り 季節は終わりを告げていく

 

サクランボ実る頃 心は今も揺れている あの日と同じように 

傷ついたまま消えない思い出 胸の奥で震えてる 

どんなに時が過ぎても あの日の恋を 忘れない

サクランボ実る頃……

 

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「中国の片隅で」No.2284

2018-06-06 23:49:27 | 亜細亜

パイナップルを買って食べた後、

葉の根元部分を土に埋めておくと根がつくと聞いたことがあるのでやってみました。

1ヶ月ほど経ちますが、果たして根付いたのでしょうか。

ときどき、水遣りして、そっと葉を引っ張ってみていますが

予断は許さない感じです。


山東省菏澤では急に暑さが半端じゃなくなり、

今週は気温が36℃~37℃で推移しています。

来週なんか、39℃まで上がる予想ですよ……

4、5月は作文コンクール応募、校内スピーチコンテスト開催と、

ずいぶん時間と体力を使いましたが、

一難去ってまた一難、

期末試験問題作りの締め切りが差し迫ってきました。

今学期は大学外事処から、

「全ての外国人教師は6月末までに全ての仕事を終えるように」

という通達があったのです。

(外国人教師は特別の場合を除き、一年毎の契約です)。

今まではイブ先生、ユリア先生など英語学部の外国人教師は

いつも6月末でさっさと帰国していましたが、

日本語学部はなぜか

必ず7月の試験ウィークに実施しなければならない科目があって、

(「日本文学選読」とか)、7月中旬まで居させられていたのです。

今回も「日本古典文法」がそれに当たっているそうです。

しかし、日本語学部の事情とは関係なしに

外事処からその通達があったので、

私は(さすが、けちけち大学、延長賃金を支払いたくないからだな)

とその意図を明確に見通しつつも(笑)、

早く帰れるのは嬉しいので、もちろん異論はありません。

そういう訳で、多くの科目の試験日を前倒しにしなければならず、

それに間に合わせるために試験問題も今度の週末には作っておく必要があります。

「グロッキー:groggy」という、

何年も使ったことのない単語が頭に浮かぶ今日この頃です。



試験問題作成の合間に、ひまわりの種を食べます。

これは中国駐在歴7年間で、

今年ようやく食べ方をマスターしたものですが、

(今まで、心気くさくて食べる気がしなかったんです)

フィリピン人のイブ先生はまるでリスのように

私の10倍早く食べることができます。

 

 

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「カンヌ最優秀賞受賞作『万引き家族』の是枝裕和監督ってどんな人かな」

2018-06-06 00:31:57 | 人間

日本の作品としては21年ぶりの

カンヌ最優秀賞“パルムドール賞”受賞作である『万引き家族』、

そして、今までの『そして、父になる』、『誰も知らない』など

是枝裕和監督の映画に共通しているものは、

「普通」とは認定されない家族と子どもたちだろうと思います。

是枝監督自身も次のように語っています。


(犯罪者の家族を通じて描きたかったこととは?という質問に対して)

自分ではアウトサイダーだと思ってなくて、

アウトサイドにこぼれない様に、

何とか社会の中で生きていこうとしている人たちを

いつも描いているつもりでいる。」


「〈絆〉っていう言葉がすごく持てはやされて、

『やっぱり家族っていいよね』っていう物語が溢れたという気がするんですよね。

家族が強いとか、血縁が、っていう。

そのことに対する違和感がずっと自分の中に残っていましたし……。


「見過ごしてしまう、もしくは目を背けがちの人々を、

どう可視化するか、ということが自分が映画を作るうえで中心に置いている

スタンスだ。」


「ぼくらが普段、

あまり深く考えない人たちの暮らしの中にカメラを入れてみて、

きれいごとだけではない時間がある、って。

それを丁寧に見てみたいと思った。

ぼくらが暮らしている社会の側を逆に照らし出してみたい、と。」

 

なるほど、世界で活躍する日本人には目のないはずのアベ首相が

スルーするはずですわね。 

〈アウトサイドにこぼれないように、社会で何とか生きていこうとする人々〉

なんて、アベ首相が生まれてこの方会った事も、考えたこともない存在で、

「どうしてそういう人たちは生きているの?価値あるの?」

と、思うだけでしょう。

そういう人たちは存在自体が政治のあり方を批判しているので、

きっと腹立たしいのですね。

 

今、中国にいる私の手元には

日本から持ってきたDVD『誰も知らない』があるんですが、

忙しくて、一体、いつになったら見られるのか(涙)。

日本に帰る前に観たいものです。

NHK 是枝監督 カンヌ最優秀賞”パルムドール”受賞作「万引き家族」2018年5月21日

https://www.youtube.com/watch?v=Lj11xlhq6PI

http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/

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「『このままでは自分ひとりの責任にされてしまう』…でも、死んだら抗議もできない」No.2282

2018-06-04 23:55:18 | 日本事情

 

「死と引き換えに抗議する」という方法は、

あまりの傷ましさに人の心を打つのですが、

打たれる心を持たない人でなしも、

現実社会には存在していることが分かりました。

下の「ヒト」がその一例です。

政治家は美しい心を持つ人じゃなきゃできない仕事だと私は思っています。

このヒトには今の仕事は務まりません。

ズバリただの害悪です。

死んでしまった人の無念はこのままでは晴らされません。

誰が代わりに?

……生きている私ら庶民が背負うしかありません。


麻生続投、佐川停職3ヶ月…国民をナメた大甘処分の幕引きを許すな!

改竄を主導したのは安倍首相だ!

LITERA/リテラ2018.06.04(一部抜粋)

“改ざんの主犯”とされた佐川氏は「3カ月の停職処分相当」として退職金から相当分を差し引くという大甘な処分。

そのほかも、中村総務課長が停職1カ月の懲戒処分、田村国有財産審理室長が減給20%・2カ月といった処分、麻生財務相にいたっては閣僚給与を1年分自主返納するだけだ。

直接、文書を改ざんするという“汚れ役”を命じられた近畿財務局の職員は、義に反する作業によって精神的にも肉体的にも追い詰められ、さらに改ざんが発覚すると、財務省は近畿財務局に責任を押し付けようとし、職員は「このままでは自分1人の責任にされてしまうと遺して自殺した。

にもかかわらず、佐川氏の退職金の減給で内部調査を終えるなど、あり得ない。

その上、財務省の最高責任者である麻生財務相が本日おこなった会見では、「(改ざんは)組織ぐるみじゃない」などと発言していないと言い訳したり、記者がマイクを手にして質問しているのに知らん顔をしたりするなど、まるで他人事。

後ろに予定があることを理由に早々に会見を打ち切ったのだった。──安倍首相はこの無責任男に「再発防止の先頭に立って責任をまっとうしてもらう」と言うのである。

http://lite-ra.com/2018/06/post-4049.html

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「『ここまで大統領におべっかを使う首脳、見たことない』とアメリカ人に言われた日本国首相」No.2281

2018-06-03 19:56:57 | 亜細亜

アベ晋三の外国回りは「外交」などと言えるしろものではありません。

この間の日本ー米国ー韓国ー北朝鮮ーロシアー中国をめぐる関係国は、

全て自国の独立性を堅持し、堂々たる外交を展開しています。

ただ一国、日本を除いて……。

日本ときた日にゃ、

米国のトランプに取り入り、とりすがり、靴も舐めんばかりにへいこらして、

「買え!」と押し付けられた欠陥おんぼろ武器兵器は、

全て民の税金で引き取らせていただき、

挙句に、経済優遇措置から外されちゃってさ、

同盟国が聴いて呆れるってもんです。

日本はアメリカから「パシリ」以下の扱いを受けているのですが、

日本では、このことにも無関心の人が多いそうですね……。

私は日本国民の一人として、情けないったらありゃしないんですけどね。

 

北朝鮮をめぐる情勢では、

米朝会談開催決定、

南北首脳会談開催では完全に「蚊帳の外」に置かれたにも拘らず、

「日本が圧力を叫び続けていたから北朝鮮が折れてきた」などと我田引水し、

米朝会談中止の声を聞くや、世界でたった一国(つまり日本)だけが

「会談中止を支持する」と、

平和が暗礁に乗り上げるのを小躍りして喜びました。

本当に戦争したくてたまらないんですよね、今の日本政府は。

(下の写真)

しかし、その後まもなく、

双方の外交努力によって会談中止が覆され、再び開催が決まるや、

今度は「会談に期待したい」ですと。

もう、バーカ、バーカと指差されてますよ、日本政府は世界中から。

国内ではそう伝わっていないらしいのは、日本のメディアの大きな罪です。

 

3日前には、

「米朝会談をしながらも北朝鮮に『最大限の圧力』をかけ続けましょうよね」

とアメリカにとりすがっていた日本を、

またしてもトランプ大統領は袖にして、

「『最大限の圧力をかける』という言葉は使いたくない」と明言しました。

さあ、次にアベが言う言葉はなんでしょう。

きっと、

「『最大限の圧力を維持しよう』という日本の言葉が米朝会談を牽引し、

成功裏に実現させた。これからも管制塔の役割を果たす」

とか、意味不明でひたすら自画自賛の言辞を弄するんでしょうね。

外交もなんもしておらず、ただ駄弁を弄し、

お金をばら撒くだけのアベ首相と現政権には

とっくの昔に堪忍袋の緒が切れている私です。

アベ、とにかく、はよ、辞め!

 
米ホワイトハウスの大統領執務室でトランプ大統領(右)に金正恩朝鮮労働党委員長からの親書を
手渡した金英哲党副委員長=ワシントンで2018年6月1日(ホワイトハウス提供)

 

 

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「丸一日、隠遁。」No.2280

2018-06-02 23:52:41 | 

一日自由時間です。

昼間、ベッドの横に積んでいた本の中から『方丈記』に手を伸ばし、

京都日野に方丈の庵をむすんだ鴨長明の暮らしぶりを

つれづれなるままに読むうちに、

これこそ、そろそろ人生のラストステージを迎える私が

送るにふさわしいライフスタイルだと引き込まれました。

 

思うに、私の周辺で私ほどお金を使わずに暮らしている人間はいません。

たいていの友人は、美味しいものを食べにわざわざ出かけたり、

旅行したり、上等の服を着たりして消費生活を楽しんでいます。

私は、貧乏な家の出自で、さらに田舎育ちの所為か、

どうも、そういうことにお金を使うのが楽しくありません。


「藤の衣、麻の衾、得るに従ひて肌を隠し、

野辺のおはぎ、峰の木の実、わづかに命をつぐばかりなり。

人に交わらざれば姿を恥づる悔いもなし。

糧乏しければおろそかなる報をあまくす。

全て、かやうの楽しみ、富める人に対して言ふにはあらず。

ただ我が身一つにとりて、昔と今とをなぞらふるばかりなり。」

これを読んだだけで、

自然からいただけるものを採取し、

工夫して生活することの面白さが心を満たして、

(さあ、どこに方丈庵を作るかね)とプランを練りたくなります。

しかし、長明さんと違って私には子や孫がいます。

孫に至っては生まれたてのほやほやに等しいのです。

彼女達が大人に成長するまでは、何が何でも守らなければなりません。

ということは、さらにもうしばらくは

ごちゃごちゃした街の暮らしが続くということです……。

沖縄やんばるのモウセンゴケ(辺野古カヌーチームのCさんの写真)。

おなじく沖縄やんばるのベンガルヤハズカズラ。

カヌーチームのCさんは、

「こう見えても」(とご本人がおっしゃいます)

かつては世界を股にかけたヒッチハイカーだったそうです。

どこで、どう生きるか、

一人の人生であると同時に、どこかに繋がっている命です。

繋がる命とは、人間の尊厳のことか、と思いました。



 

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「スピーチが泣くほど苦手な人が優勝!」No.2279

2018-06-01 23:47:14 | 日本語

 終わりのない闘いはない(笑)。

今日の放課後、外国語学院の院長先生もお招きして、

日本語学部(極小学部ですが)スピーチコンテストが開催されました。

3年生6名、1年生5名の選手達は皆、自分の持つ力を発表に活かせたと思います。

一年生はこんな大それた(笑)場での発表が初めてという人たちばかりです。

下の張新禹さん(もちろん1年生)の表情を見てください。

 


改装工事直後のEnglish Salonの部屋(日本語サロンは存在しない!怒!)は何もなく、

スタンドマイクもスピーカーも、全部、日本語愛好者協会の会長、趙祖琛さん

(1年生、下の写真左)が借りたり、買ったりして間に合わせました。

1年生としては、ダントツの日本語力のある趙さんは、

1位から3位までの入賞を3年生が独占する中、ただ一人、3位に食い込みました。

会の司会・運営は3年の陳さん・閻さんが落ち着いてやってくれました。

3年生は本当に頼りになります。

スピーチも、3年生は内容があるものばかりです。

実は、『中国人の日本語作文コンクール」に応募した作文の一つを

スピーチ用に手直ししたので、自ずとスピーチ・テーマも

作文コンクールで募集しているのと同じになりました。


今回、優勝の栄誉に輝いたのは3年生の陸恵敏さんです。

彼女もまた、以前の韋彤さん同様、

何が嫌と言ってスピーチほど嫌なものはなく、

2年生の時、ただのクラス内のスピーチ発表会ですら緊張して、

途中で頭が真っ白になり、

後半は何を言っているんだか訳が分からなくなった人です。

今回は大学で最後のスピーチ大会だし、

先生はワイワイせっつくし、

(よし、とにかくベストを尽くしてみよう)と決意したんだそうです。

それに、7ヶ月前のアニメ吹き替え大会で悪役を上手く演じられた経験も

自信になったとのこと。

アニメ吹き替え大会は3年の初め頃の授業で、ただ遊び心でやっただけですが、

(何でもやらせてみるものだなあ)と感心しました。

原稿では発表の臨場感が出ないのが残念ですが、

以下が陸恵敏さんの発表した内容です。


 陸恵敏  日本の「中国語の日」に私ができること

   

「陸姉ちゃん、見に行くよ。準備できた?」

「はい、はい、すぐに食べちゃうよ。」

「小さい椅子を持っていくの忘れないでね~。」


今も、この情景がまざまざと心に浮かんできます。

 私の故郷は福建省の小さい村です。

交通が不便な村にわざわざ来る人はほとんどいません。

でも、毎年、必ず、あるグループが村を訪れてきます。

マリオネットを操って演じる旅芸人の人たちです。

このマリオネット、人形芝居は、福建省の南の地方に伝わる娯楽演芸で、

今まで二千年以上の歴史があります。

大都市の人々は(なんだ、そんなもの)と思うかも知れませんが、

外との交流が少ない村民にとっては、大人も、子どもも、

一年のうちで最も楽しくて、ワクワクする一大行事でした。

 

子供たちは急いで晩御飯を食べた後、友達と一緒に小さい椅子を持って、

会場に走って行きます。

早く行けば、舞台が一番よく見える場所に座れるからです。

さあ、いよいよ開始です!!

臨時に作られた舞台では、芸人二人が赤黒い色のカーテンの後ろに隠れて、

マリオネットを操りながら、

「○○○!」「△△△?」(←福建省方言)

・・・・・・セリフを言ったり、歌ったりします。

裏の楽屋からは劇を盛り上げる音楽が聞こえてきます。

人形遣いたちが指で糸を動かしたら、マリオネットは、

まるで生きているように歌い、舞い、物語を演じます。

演技の時、人形遣いたちは福建省の方言を使います。

ほとんど閉ざされた村で暮らしている人たちにとって、

その方言は普通語、プートンファよりもずっと親しみを感じる言葉なんです。

大人たちがそのマリオネットの物語をああだ、こうだと言っている間、

子どもたちは「すごい!あれ、なに!」と口を挟むこともあります。


もし日本で「中国語の日」を開催するとしたら、

私はこのマリオネットを日本の皆さんに紹介したいと思います。

現在、この人形芝居は、中国の無形文化遺産になっています。

これは私の大切な宝物の記憶であり、中国福建省の民衆たちの二千年の記憶です。

このマリオネットの芝居を観れば、

何代にもわたる福建省の人々の喜びや愛が、

日本の皆さんの心を温かく包むに違いないでしょう

うう、悲しいかな、ピンボケ。

左が陸恵敏さん、右が学院の院長先生です。

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