キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

ジョンガブリエルと呼ばれた男

2010-03-26 03:32:27 | Weblog
3月6日(土)14時~ 兵庫県立芸術文化センター

まで出かけました。

『ジョンガブリエルと呼ばれた男』 は、イプセン作(上演台本=

笹部博司)で演出は、栗山民也さんです。








(観劇の記念に買い求めました。)





主演は、仲代達矢さんで演劇界では、一級のものだろうなぁ~。と

思って楽しみにしていました。

内容は、

『かつてジョン・ガブリエルと呼ばれ、国中の人間から仰ぎ

見られた男がいた。

その男はすべてを投げ打ち、世界を手に入れようとした。

しかし勝負に敗れ、奈落の底へと転がり落ちる。

それから、何十年もの月日がたつ。

男は忘れられ、見捨てられ、人里離れた北の果ての地にいる。

口も利かず、顔を合わせず、憎しみをたぎらせた妻が、あたかも

看守のように見張っている。』

とパンフレットにありました。











仲代さんのセリフ回しは、さすが!!と思いました。

ほとばしる情熱がこもっていました。

とても77才とは思えない迫力がありました。










大空真弓さん、

 舞台が開いた時から憎しみのこもった

初老の女性を存在だけで演じておられました。

(舞台にいるだけで、ちょっと怖かったです。)










十朱幸代さん、

エルラの役を演じています。稽古場で栗山さんに

「可愛くなりすぎる、すっからかんで何も悩みがないように

ならないで。」って言われったてありました。










米倉さん、

フォルダを演じています。フォルダは、民衆そのもの

愚かでずるくて弱くて、踏まれても踏まれても立ち上がる。

人を愛し、金と大きな権力に踏みつぶされない。

そんな役に強さを感じましたねぇ~。







観終わった後、少しアクが強すぎてしんどかったです。

何をどう考えていいやら? ポカーンとしていました。

役の中に、大空さんや他の方の人生が重なるんですねぇ~。

4人だけの芝居でしたが、何故か重かったです。

そして、俳優さんの年齢に私自身が勇気をもらいました。

(大空さん=69才、十朱さん=67才、米倉さん=75才)

すごいですねぇ~。私もまだまだ 『これからだぁ~。』 と

思ってしまいました。(~笑い~)
コメント
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