キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

最後の忠臣蔵

2011-01-09 11:07:00 | Weblog

1月4日(火)にアリオにある

TOHOシネマに 『最後の忠臣蔵』 を見に行ってきました。

 

 

(私は、いつも年末になると語られる『忠信蔵』は

 あまり好きではなかったのですが。)

 

 

 

 

12時30分からだったのですが、4FのTOHOシネマに到着したのが

12時35分くらいでした。

(家から2分くらいで行けるのにねぇ~。)

 

スクリーンは、次回の予告などを写していました。

お正月でしたので、お客さんがいっぱいで、座席は1番前のE・Dでした。

例のように、ポップコーンとアイスコーヒーを持って・・・。

 

 

 

(記念に買い求めたパンフレット、色々なことが詳しく

 解説されていました。)

 

 

映画は、とっても丁寧に創られているなぁ~。と思いました。

最初の画面から迫力がありました。

監督さんの意気込みが感じられましたねぇ~。

 

 

忠義という世界が、静かに深く哀しく美しく

描かれていました。

 

 

 

(この中には、16歳の大石内蔵助の長男もいます。)

 

 

 

 

きっとこれが 『武士道』 という世界なんだろうなぁ~。と考えながら

見ていました。

 

 

(演技には、定評のある役所広司さんと佐藤浩市さん。似て否なる存在感が。)

 

 

 

底辺のところに 人形浄瑠璃の 『曽根崎心中』 の男女の思いが

象徴的に語られているようでした。

 

 

 

 

( 

 

 

 

また、画面がとってもきれいでした。

はっとするような紅葉のころ・厳しい雪の冬・激しい雨の中・

さらっと綺麗な滝・・・。

 

 

原作では、瀬尾孫左衛門が可音への思いに悶々とすると

いうところもあったようですが。

 

映画では、可音が孫左衛門に思いを寄せるという

反対の淡い思いの形で表現されていました。

 

(桜庭ななみさんも凛として・・・。 監督さんは、吉永小百合さんのような国民的女優に

 なってもらいたいとか。)

 

 

 

時代劇でもあるのですが、文芸ロマン作品だという思いもしました。

海外での公開の時は、なかなか武士道は、理解しにくいようなので

杉田監督は、大名の存在は 『神のようなも』 と解説したとのこと。

子や孫やもっとそれ以降も仕える訳ですから、それによって

生活も支えられるのですから 『神のような存在』 というのも

なるほどなぁ~。 と思いました。

 

 

 

(役所広司さんが着ていた古びた衣装には、貧しさと暖かさを感じましたが。)

 

 

 

 

 

衣装は、黒沢和子さんが担当されていました。

孫左衛門の衣装を画面で見た時は、練られているなぁ~。

という感想を持ちました。

 

 

そして、パンフレットを見て、納得しました。

黒沢さんは 『映画の背景となるエキストラの衣装は、時代の

匂いを作る大切な要素なんです。』 と語っておられます。

 

 

 

(メインキャストの4人)

 

 

 

 

それから、これはネットで知ったのですが、監督さん・脚本家・美術監督さんや

撮影監督さんなどの裏方さんの平均年齢は、70歳以上になるとか・・・。

 

 

 

 

(杉田成道監督の解説では 『大名の存在は、家来には神の存在』

 とか・・・。 納得のいく説明です。)

 

 

 

 

そう言えば、丸窓から見える竹林もとっても洗練されて

いて  「すごい!!」  って感心しました。

(ちょっときれい過ぎるような・・・。)

 

 

見終わった後、大いに満足して帰ってきました。

 (写真は、HPからお借りしたものもあります。)

 

 

コメント
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