10月26日(月)に読了。
いつものように堺市西図書館で予約して借りました。
(アニメの表紙になっています。)
著者は、住野よる 氏。
「麦本三歩の好きなもの」 を読んで面白かったので
デビュー作品である何ともインパクトのある
「君の膵臓が食べたい」を読んでみることに。
(実写化の映画は、2017年7月28日に公開されています。)
小説に重点を占めるのは、難病、純愛、喪失感なのですが、
難病や喪失感というネガティブな中身なのに暗さを感じさせないのは
桜良の気の強さ・明るさなのだろうなぁ~。
そして、物語の進め方が上手い!!
(メインキャストの北村匠海さん&浜辺美波さん)
最後に、エェッー そうなの? と
少し読み返して理解できました。
一番心に残ったのは、難病をもつ桜良(さくら)が残された時間を
親友と過ごさず、僕と過ごそうとすることに疑問を持って、たずねると
「いいのいいの! あの子、感傷的だからさ、言ったらきっと私と会う度に
泣いちゃうもん。そんな時間、楽しくないでしょ? 私は私のために、
ギリギリまで周りには隠す、もう決めたの」
高校生でも大人なんだぁ~。
親友はいつも身近にいるので、返って真実を告げたくないと
いうのがよく分かったし、納得できました。
(アニメ版も映画化されて。)
「違うよ。偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たの。
君と私がクラスで一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない。
運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、
私達を会わせたの。私達は、自分の意思で出会ったんだよ。」
という、桜良の言葉があったけれど、まぁ~、
そういう言い方もできるけれど・・・。
でも、生まれながらに持った障害などは、運命以外の
何物でもないと思うのですが。
(滋賀県でロケがされて。)
(ロケ地マップもあります。)
人の運命って分からないからなぁ~。
そして、重いし!!
色々考えさせられたし、考えても どうにもならない
ことが世の中には、あるんだぁ~。
と思って一気に読むことができた本でした。