犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

年末の鼠捕物帳

2022-12-26 23:57:03 | 日々の暮らし(2021.2~)

 今年の秋ごろ、自宅の1階の天井裏から、夜、カサコソという音が聞こえるようになりました。

「ネズミかな?」

 ゴキブリやムカデが出ると大騒ぎするくせに、ネズミに関しては家族のだれも、あまりあわてません。

 しかし、寒くなってからはキッチン兼居間にも出没するようになりました。

 食材がおいてあるところにネズミのものと思われる糞が落ちていたり、パスタやコーンフレークの袋が食い破られていたりするのです。

「退治しないといけないね」

 さらに、ワールドカップをテレビ観戦している深夜に、カーテンの隙間から顔を出したり、部屋を横切ったりするようになりました。

 とても小さいネズミなので、まだ生まれたばかりなのでしょう。

 娘がネットでおしゃれなネズミ捕獲器を注文しましたが、お届け日は1週間先。待てないので、近所のホームセンターでネズミホイホイ的なやつ(粘着シール式)を買ってきて、今まで姿を見たあたりの3箇所にセットしました。

 そしてワールドカップ決勝戦のアルゼンチン―フランス戦を観戦していた時、ネズミ捕りを仕掛けたあたりから「チューチュー」というか細い声が聞こえてきました。

「かかったみたいだね」

 でも、試合があまりにも白熱していたのでだれも確認しようとはせず、試合終了後の明け方には、ネズミ捕りはそのままにして寝てしまいました。

※ 注意! 少し下にネズミの死骸の写真あり

 翌日、仕掛けを見てみると、大猟でした。

 3つのうち1つに1匹が、もう1つにはなんと4匹がかかっていたのです!

 朝見たとき、ネズミの兄弟(たぶん)は、すでに息絶えていました。

 恒温動物のネズミは、動き回っていないと体温が下がり、寒いところでは凍死してしまうそうです。





「これが本物のネズミだよ」

 イラストやテレビでしかネズミを見たことがない孫(2歳)にも見せてやることができました。

 この日以外にも、3匹ほどの収獲があり、以後出なくなったので、すべて退治できたんだとおもいます。

 数日後に届いたプラスチック製のネズミ捕りは、開封もせずに納戸行きになりました。

鼠捕物帳
四十雀
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