犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

大谷翔平と堀内恒夫の快記録

2023-07-31 22:53:46 | 日々の暮らし(2021.2~)

 7月28日、エンゼルスの大谷がまたしても驚くべき記録を打ち立てました。

 タイガースとのダブルヘッダー第一戦で投手として先発し、1安打完投・完封勝利。続く第二戦では、DHとして出場し、2打席連続の第37・38号ホームランを放ったのです。

 報道によれば、「ダブルヘッダーの1試合で本塁打を放ち、もう1試合で投手で完封」は、メジャー史上初。

大谷翔平、7つの事実「球界が目撃した至高の日」歴史的ダブルヘッダーで完封&アーチはメジャー史上初など様々な記録

 そもそも、1900年以降、ダブルヘッダーの1試合に先発登板し、もう1試合に投手以外で出場したケースは、1918年7月17日のベーブ・ルースしかおらず、その日のルースは第2試合に投手で5回4安打無失点、6勝目をマーク。打撃で2試合計7打席に立ち、6打数3安打、ノーアーチで2打点。

 「1安打以下の完封と同じ日に(同じ試合で)2本塁打」は、1971年6月23日のリック・ワイズ以来で、メジャー52年ぶり2人目。なお、このときワイズはノーヒットノーランを記録したということです。

 「完封した同じ試合で2本塁打」は、史上5人目。ワイズと、71年9月2日のソニー・シーバート、62年5月30日のペドロ・ラモス、61年8月27日のミルト・パパス。

 これはメジャーリーグの話。

 日本のプロ野球を見てみると…。

 さすがにダブルヘッダーで1試合を完封、もう1試合で2ホームランという選手はいない。

 ただ、同じ試合での記録は、もっとすごいのがあります。

 巨人の堀内恒夫投手(後に巨人監督、参議院議員)です。



 高卒で巨人入り、初年度に16勝2敗7完封(開幕13連勝)という活躍で、最優秀防御率、最高勝率、沢村賞、新人王のタイトルを獲得。

 2年目の1967年、10月10日に広島戦で、ノーヒットノーランを達成しましたが、なんとその試合で、3打席連続ホームランを記録しているのですね。

 私は小さいころ巨人ファンで、毎日のようにテレビでナイター(死語?)を観ていました。

 堀内選手は巨人のエースとして活躍し、巨人のV9(日本シリーズ9連覇)に貢献しました。

 自宅近くに、巨人軍多摩川グラウンドがあって、1軍選手が来るときには、グラウンドに行って、練習しているのを見たりしていました。

 サインをねだると、王選手などは快く応じてくれますが、堀内選手はあまりサービス精神がなく、ファンがサインを求めると、逃げて行ってしまうことが多かった。

 もっと後の桑田真澄投手もそうですが、もしDH制があって、本人が二刀流を望んでいたら(それを許す監督がいたら)、打者としてもけっこうな成績を残したのではないでしょうか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ムジナモ発見物語 | トップ | コロナで覚えた「せっかく」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々の暮らし(2021.2~)」カテゴリの最新記事