タイの文字はかわいい。
角張ったハングルに比べ,丸っこくて曲線的なタイ文字はかわいらしさが際立ちます。
でも難しい。
韓国人が「世界でもっとも合理的な文字」と誇るハングルに比べて,100倍難しい。タイに魅せられ,タイ語を勉強する人の中で,文字の習得をあきらめ,ローマ字表記(発音記号)で勉強する人が多いのもうなずけます。
私もタイ語学習のエネルギーの大半をこの蠱惑的な文字の習得に割いたため,年数を重ねたわりにはしゃべるほうは覚束ない。今回の出張では,せっかく勉強したタイ語をちょっと使ってみようと,何回か機会を見つけて試みました。
まず,スーパー。
いっしょに出張に来た同僚が,奥さんから「トム・ヤム・クン」の素を頼まれた。タイのカルフールは広いので,目指すものがどこにあるかわからない。それで私が店員に聞いてみました。
「トムヤムクン・ユー・ティー・ナイ?」(トムヤムクンはどこですか?)
ところが通じない!
間違っているはずがないと何度も繰り返すと,
「ああ,トムヤムクーン!」
と言って,タイの店員がにっこりする。どうも「クン」(エビ)の発音がよくなかったようです。声調はあっていたのですが,母音が違った。口を狭めた「ウ」にしなければならないのに,日本語の「ウ」のように発音してしまったのですね。
(こんな基本的な単語も通じないのか…)
と情けなくなりました。
二日目の夜,タイスキを食べてホテルに戻ったあと,ホテルのそばのタイ式マッサージに行きました。1時間250バーツは,これまで通っていたスクンウィットのマッサージより高めだが仕方ない。女性用のネグリジェみたいなのに着替えさせられて,マッサージを受けます。
マッサージのおばさんは当然のことながらタイ語しかできません。
「サバーイ」(気持ちいい)
とか
「チェップ」(痛い!)
というのが,マッサージの基本会話です。
「出身はどこですか?」
「チェンマイです」
「チェンマイにはお寺が多いでしょう」
(会話の教科書にあった例文を試してみます)
「ユッ」(多いですよ)。
「お寺のほかに何がありますか」
「動物園がありますよ」
(これだ!)
動物の名前はたくさん覚えたので,ここぞとばかりに並べ立てます。
「ライオンはいますか? キリンは? シマウマは? ワニは? パンダは?」
「ミー(いますよ)/マイミー(いませんよ)」
なんとも幼稚な会話ですが,チェンマイの動物園にはゾウ(チャーン)がいないということがわかったのが収穫でした。きっと,犬,猫同様身近な動物なので,動物園で金をとって見せるまでもないのでしょう。
三日目の夕食のあと,もう一人の出張者とふたりでタクシーでホテルに帰りました。タイ人から聞いた地下鉄の駅の名前をいうと,通じたので乗り込みます。ほどなくして,ホテル近辺の見覚えのある場所に来ます。
「ホイクワーンの駅ですよ」
と言って,運転手が車をわきに寄せようとする。でもホテルまではもう少しある。とっさに,
「トゥロン・パイ」(まっすぐ行ってください)
と言おうとして,口をついて出たのが
「トッパロ・ガセヨ」
韓国語でした。情けないことです。
角張ったハングルに比べ,丸っこくて曲線的なタイ文字はかわいらしさが際立ちます。
でも難しい。
韓国人が「世界でもっとも合理的な文字」と誇るハングルに比べて,100倍難しい。タイに魅せられ,タイ語を勉強する人の中で,文字の習得をあきらめ,ローマ字表記(発音記号)で勉強する人が多いのもうなずけます。
私もタイ語学習のエネルギーの大半をこの蠱惑的な文字の習得に割いたため,年数を重ねたわりにはしゃべるほうは覚束ない。今回の出張では,せっかく勉強したタイ語をちょっと使ってみようと,何回か機会を見つけて試みました。
まず,スーパー。
いっしょに出張に来た同僚が,奥さんから「トム・ヤム・クン」の素を頼まれた。タイのカルフールは広いので,目指すものがどこにあるかわからない。それで私が店員に聞いてみました。
「トムヤムクン・ユー・ティー・ナイ?」(トムヤムクンはどこですか?)
ところが通じない!
間違っているはずがないと何度も繰り返すと,
「ああ,トムヤムクーン!」
と言って,タイの店員がにっこりする。どうも「クン」(エビ)の発音がよくなかったようです。声調はあっていたのですが,母音が違った。口を狭めた「ウ」にしなければならないのに,日本語の「ウ」のように発音してしまったのですね。
(こんな基本的な単語も通じないのか…)
と情けなくなりました。
二日目の夜,タイスキを食べてホテルに戻ったあと,ホテルのそばのタイ式マッサージに行きました。1時間250バーツは,これまで通っていたスクンウィットのマッサージより高めだが仕方ない。女性用のネグリジェみたいなのに着替えさせられて,マッサージを受けます。
マッサージのおばさんは当然のことながらタイ語しかできません。
「サバーイ」(気持ちいい)
とか
「チェップ」(痛い!)
というのが,マッサージの基本会話です。
「出身はどこですか?」
「チェンマイです」
「チェンマイにはお寺が多いでしょう」
(会話の教科書にあった例文を試してみます)
「ユッ」(多いですよ)。
「お寺のほかに何がありますか」
「動物園がありますよ」
(これだ!)
動物の名前はたくさん覚えたので,ここぞとばかりに並べ立てます。
「ライオンはいますか? キリンは? シマウマは? ワニは? パンダは?」
「ミー(いますよ)/マイミー(いませんよ)」
なんとも幼稚な会話ですが,チェンマイの動物園にはゾウ(チャーン)がいないということがわかったのが収穫でした。きっと,犬,猫同様身近な動物なので,動物園で金をとって見せるまでもないのでしょう。
三日目の夕食のあと,もう一人の出張者とふたりでタクシーでホテルに帰りました。タイ人から聞いた地下鉄の駅の名前をいうと,通じたので乗り込みます。ほどなくして,ホテル近辺の見覚えのある場所に来ます。
「ホイクワーンの駅ですよ」
と言って,運転手が車をわきに寄せようとする。でもホテルまではもう少しある。とっさに,
「トゥロン・パイ」(まっすぐ行ってください)
と言おうとして,口をついて出たのが
「トッパロ・ガセヨ」
韓国語でした。情けないことです。
というのは,今,私に求められている言語が,タイ語からポルトガル語に移りつつあるからです。
それにしてもマイナー言語ばっかり…
無駄に難しいって,おもしろい表現ですね。
たぶん意味(理由)のある難しさなんだろうと思います。
もっとも合理的と言っても,「韓国語を表記するうえで」という限定つきですね。
ファだけでなく,日本語のザもゾもツも表記できません。
お友達はタイ語の山を乗り越えてから結婚したのですね。きっと恋愛中に乗り越えたのでしょう。
恋愛が語学学習の最良の方法というのは,よく聞きます。
ラオス語はよく知りませんが,タイ人とラオス人はお互いに相手の言葉が理解できるそうです。
感動を覚えるのが
語学学びたての面白い所ではないですか!
勿論、数ヶ国語出来る犬鍋さんなので
歯がゆいのは理解できますが
タイ語が韓国語と同じ位できるようになった時には
今 胸の中にある新鮮さはなくなってるはず!
恋愛初期のはがゆさ位に思って
善戦してくださいませ!!
(私には出来ないけど)応援してます(^^)
じゃあ『パ』と『バ』の違いと『ファ』の表記と発音をしてもらおうじゃありませんか。
元バックパッカー(非常に優秀)に聞いた話だとタイ語の学習は現地に乗り込んだ後も『大きな山』が二つあったそうで、それを乗り越えてこいつは向こうの嫁さんをもらいました。
尚、日本人が話すタイ語は、タイの人が聞くと人によってラオス語(ラーオ語)に聞こえるんだそうです。