久方ぶりのタイ出張です。
前回,2月に行ったあと,本当ならば5月にも出張を予定していたのですが,例の騒乱のせいで出張は中止。5カ月ぶりの訪泰となりました。
今,タイは雨季(ルドゥー・フォン)です。
(クソ暑いんだろうなあ)
間が空いてしまったこともあって,タイが実は寒いということをすっかり忘れ,持って行った着替えはすべて半袖,いつもならもっていくトレーナーも忘れるという失敗を犯してしまいました。
もちろん,常夏のタイは暑い。しかし,室内は寒い。クーラーが死ぬほど効いています。特に会社のクーラーは効き方が尋常ではない。設定温度は20度以下ではないかと思うほど。そして,部屋ごとにクーラーの調節ができないため,人々は着衣で調節します。
外がかんかん照りのときはまだいいのですが,雨季とてときどきスコールが降ると,建物のクーラーの効きがぐっとよくなるからたまらない。女性は薄手のセーターにひざ掛け,マフラーを常備している。私は半袖のシャツの上に着たスーツのボタンをとめたりしますが,それでも体はしんしんと冷えて来る。休憩時間には,喫煙をかねて屋外に温まりにいきます。
ホテルの部屋も会社に劣らず冷えている。チェックインして部屋に入ったとき,設定温度が21度になっていたので,28度にしたけれど,すぐには室温は上がらない。それで夜寝るときはエアコンを切りました。それでも寒さが変わらないのは,建物全体が冷えきっているからでしょうか。韓国のマンションの全館暖房に似た,全館冷房システムなのかもしれません。しかし,ずいぶんエネルギーを無駄に使っているなあ。
初日にタイに着いたのは,午後3時半。空港にはホテルのハイヤー(これをリムジンと呼びます)が迎えに来ていました。走り出してしばらくしたとき,空に雷が鳴り,スコールに見舞われました。日本では滅多に出会うことのない,激しい雷雨で,ワイパーも効かないほどです。道はたちまち冠水。車の進みもペースダウンし,ロッティッ(渋滞)が始まります。
何事もなければ空港からホテルまで30分少々のはずですが,車は遅々として進まない。運転手さんは日本語はできない。英語はしゃべるが,発音が独特でよく聞き取れない。それで,タイ語で話しかけてみます。
話題は車。
「これ,トヨタですね」
「はい。いい車ですよ」
「トヨタよりベンツのほうがいいでしょう」
「ベンツのほうが高いですね。でも性能はトヨタと同じですよ。タイは日本車が多いです」
「アメリカの車はどうですか」
「少ないです。ガソリンをたくさん使いますからね。あまり人気がありません」
「韓国の車はどうですか」
「やはり少ないです。韓国の車はよくありません」
「なぜですか」
「よく故障します」
「最近はよくなったでしょう?」
「そうですか。韓国の車は三菱のコピーでしょう?」
「…」
別の人の話では,10年以上前,一時韓国の車が安さも手伝って,そこそこに売れたそうですが,アフターサービスが悪く,不買運動が起こって以来,売れ行きはさっぱり。走る車を見ても,韓国車はほとんどありません。
現代自動車がその草創期,三菱の車をコピーしていたのは確かですが,今は独自開発のはず。それがタイでは,「日本車のコピー」のイメージが払拭できていないようです。
見たところ,日本車のシェアが80パーセントぐらいで圧倒的。そこにヨーロッパのベンツ,BMW,VWといったところがちらほら。アメ車や韓国車はほとんど見ません。以前は高級車はヨーロッパ,大衆車は日本だったほずですが,最近は高級車分野でもトヨタレクサスなどが食い込んでおり,日本車のシェアを高めているようです。
前回,2月に行ったあと,本当ならば5月にも出張を予定していたのですが,例の騒乱のせいで出張は中止。5カ月ぶりの訪泰となりました。
今,タイは雨季(ルドゥー・フォン)です。
(クソ暑いんだろうなあ)
間が空いてしまったこともあって,タイが実は寒いということをすっかり忘れ,持って行った着替えはすべて半袖,いつもならもっていくトレーナーも忘れるという失敗を犯してしまいました。
もちろん,常夏のタイは暑い。しかし,室内は寒い。クーラーが死ぬほど効いています。特に会社のクーラーは効き方が尋常ではない。設定温度は20度以下ではないかと思うほど。そして,部屋ごとにクーラーの調節ができないため,人々は着衣で調節します。
外がかんかん照りのときはまだいいのですが,雨季とてときどきスコールが降ると,建物のクーラーの効きがぐっとよくなるからたまらない。女性は薄手のセーターにひざ掛け,マフラーを常備している。私は半袖のシャツの上に着たスーツのボタンをとめたりしますが,それでも体はしんしんと冷えて来る。休憩時間には,喫煙をかねて屋外に温まりにいきます。
ホテルの部屋も会社に劣らず冷えている。チェックインして部屋に入ったとき,設定温度が21度になっていたので,28度にしたけれど,すぐには室温は上がらない。それで夜寝るときはエアコンを切りました。それでも寒さが変わらないのは,建物全体が冷えきっているからでしょうか。韓国のマンションの全館暖房に似た,全館冷房システムなのかもしれません。しかし,ずいぶんエネルギーを無駄に使っているなあ。
初日にタイに着いたのは,午後3時半。空港にはホテルのハイヤー(これをリムジンと呼びます)が迎えに来ていました。走り出してしばらくしたとき,空に雷が鳴り,スコールに見舞われました。日本では滅多に出会うことのない,激しい雷雨で,ワイパーも効かないほどです。道はたちまち冠水。車の進みもペースダウンし,ロッティッ(渋滞)が始まります。
何事もなければ空港からホテルまで30分少々のはずですが,車は遅々として進まない。運転手さんは日本語はできない。英語はしゃべるが,発音が独特でよく聞き取れない。それで,タイ語で話しかけてみます。
話題は車。
「これ,トヨタですね」
「はい。いい車ですよ」
「トヨタよりベンツのほうがいいでしょう」
「ベンツのほうが高いですね。でも性能はトヨタと同じですよ。タイは日本車が多いです」
「アメリカの車はどうですか」
「少ないです。ガソリンをたくさん使いますからね。あまり人気がありません」
「韓国の車はどうですか」
「やはり少ないです。韓国の車はよくありません」
「なぜですか」
「よく故障します」
「最近はよくなったでしょう?」
「そうですか。韓国の車は三菱のコピーでしょう?」
「…」
別の人の話では,10年以上前,一時韓国の車が安さも手伝って,そこそこに売れたそうですが,アフターサービスが悪く,不買運動が起こって以来,売れ行きはさっぱり。走る車を見ても,韓国車はほとんどありません。
現代自動車がその草創期,三菱の車をコピーしていたのは確かですが,今は独自開発のはず。それがタイでは,「日本車のコピー」のイメージが払拭できていないようです。
見たところ,日本車のシェアが80パーセントぐらいで圧倒的。そこにヨーロッパのベンツ,BMW,VWといったところがちらほら。アメ車や韓国車はほとんど見ません。以前は高級車はヨーロッパ,大衆車は日本だったほずですが,最近は高級車分野でもトヨタレクサスなどが食い込んでおり,日本車のシェアを高めているようです。
大使館というのはナンバーからわかるけど、どうして韓国だとわかるのかと不思議に思って尋ねたら、「どこの国の大使館が韓国車に乗るの?韓国以外はあり得ないでしょ?」とのこと。
なるほど。
ということで少なくとも韓国大使館員はタイでも韓国車に乗ってるみたいですよ。
面白いw
韓国の新聞記事には,アメリカで現代車が顧客満足度1位!みたいな記事がよく載るけれど,あれは本当なんだろうか。