犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

還暦を控えた同窓会

2019-12-25 23:38:35 | 大阪暮らし
 暮れも押し詰まった日曜日、高校の同窓会に行ってきました。同窓会はだいたい2年に1度の頻度で、不定期開催です。前回は都合がつかずに欠席。

 同期は昭和35、36年生まれなので、来年もしくは再来年に還暦を迎える面々。最初の勤め先を退職し、第二、第三の職場に移った人も多い。

 私が卒業した筑波大学駒場高校は、昔も今も日本有数の進学校で、例年、卒業生160人中100人以上が東大に進学。東大進学率約70%という異常さです。

 多い職業は、官僚、学者、医者、法曹界(弁護士・裁判官)、金融機関など。

 官僚の多くは、事務次官を目指した出世レースから脱落して、さまざまな企業の顧問などに天下っていますが、まだ官僚にとどまっている人もいます。そのうち、香港総領事は同窓会に来ている場合ではなく、総務省の官僚が顔を出していました。現在、消防庁長官で、次期の次官有力候補だそうです。

 学者は、東大医学部教授、同法学部教授、早稲田法学部教授が来ていました。

 2人の国会議員はいずれも欠席。一人は、医者から共産党に転じて今、党のナンバー2。もう一人は自民党で、鳥取の選挙区で5選しつつも、石破派であることが災いし、いまだ大臣にはなれていない。

 裁判官の2人は参加、そのうち一人は高校卒業後初めて同窓会に来て、多くの友達から懐かしがられていました。

 このように、綺羅星の如き同窓生たちではありますが、会って話すと、出てくる話題は、老親の介護、自分・配偶者の病気、はたまた孫の話などが多くなるのは、年齢からすれば無理もないところでしょう。

 ある金融機関の専務に上り詰めた友人は、不祥事の責任を取って退職。再就職の話を断って、今は二世代住宅に住む娘の子ども(孫)と毎日遊んでいるとのことでした。

 高齢の恩師も2人いらっしゃっていました。一人は84歳元英語教師、もう一人は79歳物理教師。今もボランティア活動に参加するなど、矍鑠たる様子だったのは喜ばしいことです。

 同窓会は、午後2時に学校の同窓会館で始まり、2次会は5時から渋谷の居酒屋。7時までの予約でしたが、この日、同窓会のためにアメリカから来日したMIT教授の到着を待って8時までに延長。

 歯止めの利かなくなった私は、さらに一人で新大久保の「こっちお」に飲みに行き、終電で帰ることになりました。
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