チョルスというのは韓国の男の名前としてもっともありふれたもの。
昔、韓国の国語教科書を読んで韓国語を勉強していたときに、よく教科書の中でお目にかかりました。日本で言えば、さしずめ「太郎」でしょうか。
今、韓国でチョルスが脚光を浴びています。
安哲秀(アン・チョルス)氏です。
1962年生まれの49歳。ソウル大学医学部出身のお医者さんでしたが、人間のためならぬ、コンピューターのためのワクチンを開発。コンピューターウイルス対策のソフト開発で、ベンチャー企業をたちあげ、V3というウイルスソフトで韓国市場を制圧。株式会社アンラボの創業者です。
私も韓国駐在中はV3を使っていましたが、日本版ウインドウズとの相性が悪かったのか、私のパソコンが古くなったせいか、すごく重くなってきたため、3年ぐらい使って他のソフトに切り換えました。
このチョルス氏、韓国の技術者・財界人の中で、長年に渡ってもっとも尊敬を集め続けており、最近では政界にも関心を見せ、なんと大統領の有力候補に目せられるまでになりました。
韓国では、国民による直接投票制で大統領を選ぶので、国民的人気を誇るチョルス氏が本当に大統領になってしまうかもしれません。
医者・技術者・経営者として一流の才能を見せたわけですから、頭はいいのでしょう。ただ、政治的な信念や外交面でどんな考え方をもっているか未知数なので、不安ではあります。
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