喜怒哀楽の表現の激しい韓国ドラマでは、登場人物がしばしば怒りや悲しみや憤りや絶望で、取り乱したり、われを忘れる場面があります。
そんなときによく使われるのが「チンジョンヘ」。
「チンジョン」は真正、真情、陳情、進呈などさまざまな同音異義語があるけれども、この場合は「鎮静」。
「鎮静しろ」とは「落ち着け」といった意味。日本語で、鎮静は「鎮静剤」ぐらいしか使わない。
それと似た表現に「チョンシンチャリョ」というのもあります。
チョンシンは「精神」で「チャリョ」は「チャリダ」(整える)の命令形。「精神を整えろ」「正気に戻れ」「しっかりしろ」というような意味です。
日本語の精神は「精神疾患」とか「武士道精神」とか、固い漢字語専用ですが、韓国語で精神はいろいろな慣用句に使われる日常語です。
「チャリダ」(整える)に意味の似た言葉に、「チェンギダ」があります。
「妻の誘惑」の中で、主人公のウンジェが、命の恩人であり恋人のミン・ゴヌを送り出しながら、
「チャルチェンギョモゴヤデヨ」
と言う場面があります。
チェンギダはやはり「整える」「準備をする」「取り揃える」というような意味。
「チェンギョモクタ」は、「取り揃えて食べる」。
これはどういうことかというと、ご飯を抜いたりせず、一日三度食べること、あるいは(インスタント)ラーメンとかキムパプなんかで簡単に済ませるんじゃなくて、きちんとご飯を炊いて、おかずとキムチとチゲを「取り揃えて」食べること。
日本語には訳しにくいですが、「食事はちゃんと食べなさい」っていったところかな。
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ナムチャイ(心の水=親切)な人が多かった。
韓国ではタジョン(多情)な人かな。
短期な駐在員はジャイローンといわれ嫌われます。
タイの場合、仏教の影響が強いのでしょうが、
ジャイの複合語が多いように思います。