終わってしまいました。韓国におけるW杯が。
日本もダメでしたが韓国もこけました。16強進出をかけたスイス戦で負けちゃったんですね。
金曜日の夜,会社の歓送迎会が終わって,家にテレビがないという奇特な職員を連れ,家で見ることに。二次会をおえて家についたのが11時半。サウジアラビア×スペインが終わったのが1時。酔いもまわっていたし,あと3時間,起きていられる自信がない。家にある3つの目覚まし時計を3時50分に合わせて,ひと寝入り。
さて,韓国×スイスですが,ボール占有率こそ韓国のほうが高かったものの,実力は,正直言ってスイスのほうが上でしたね。韓国がパスミスも多く,ボールがうまくつながらない。
前半に鮮血鮮やかなヘディングシュートを決められたあと,後半も精彩を欠いていた。同時に行われていたフランス,トーゴ戦が2対0でフランスリードの情報が伝えられ,韓国は引き分けではなく,勝たなければならないという,重苦しい状況。
そんな中,後半,スイスにオフサイド崩れのボールを決められ,決定的な2点目が。
アナウンサーは誤審だ誤審だと騒いでいましたが,韓国選手に当たって流れてきたボールだから,オフサイドには当たらないのでしょう。
競技終了。
同僚も,寝不足と失望で,言葉少なでしたが,
「これが韓国の実力だ。トーゴに勝って,スイスとフランスの片方に負け,片方と引き分けて,勝ち点4というのは予想通り。他のチームの勝ち点の関係で,上にいけないのは運が悪かったのだ」
と,韓国人には珍しく,冷静な分析。
同僚が帰ったあと,テレビのニュースを見ていましたが,今回の試合は
「2006年ドイツワールドカップ大会最悪の誤審試合」
だったということです。
「誤審」といいながら,映すのは副審がフラッグをあげた場面だけ。ボールの出所が韓国選手だった映像はけっして見せません。
でも,あのオフサイドが副審のフラッグ通り認められていても,2対0が1対0になるだけで,関係ないだろうに,と思うのですが,ニュースによれば,韓国のペナルティーエリア内で,ハンドが2回あって,それを主審が見逃したとのこと。どっちも,PKが得られたうえに成功したはずで,
「誤審がなければ韓国が2対1で勝っていた」
ということを暗に(というか露骨に)主張していました。
毎度のこととはいえ,見苦しい。WBC(野球)もそうだったし,オリンピックの体操とか,ショートトラックとか……。
だいいち,フランス戦の,ヘディングシュート(キーパー李雲在がボールをとったのはゴールの中だった)のほうが,もっと明らかな誤審じゃなかったのか。
まあ,ゲームに誤審は付き物です。マラドーナの「神の手」もあったし。
とにかく,韓国でのW杯は終わりました。大会そのものはこれからが面白いのですが,韓国では飾りも片付けられ,テレビを見る人もなく,生活は急速に旧に復すると思われます。
なお,52万人が集まった市庁前広場では,一人の大学生が心臓麻痺で亡くなったそうです。冥福を祈ります。
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