東京のコリアンタウンといえば,新大久保。
私も朝鮮族の「羊串焼き」などを目当てに,定期的に通っています。通りを歩いていても,すれちがう人々の会話が韓国語であることもしばしば。いわゆる在日ではなく,「ニューカマー」の韓国人(留学生,駐在員)も多いようです。
一方,
「上野にもコリアンタウンがあるらしい」
という噂は前々から耳にしていたのですが,今まで行く機会がなかった。
お彼岸の日,谷中の菩提寺にお墓参りに行った帰りに,兄の家族といっしょに行ってみました。
場所は,上野というよりは御徒町。前に行ったことがあるという兄夫婦の先導に従います。休日のお昼すぎ,お客さんもまばらなアメ横を通りすぎ,裏通りに入る。
「このあたりだよ」
「えっ? どこ?」
「あそこに板門店ていう看板が見えるでしょ?」
確かに焼き肉屋らしき店があります。
「あっちのスーパーは韓国の食材を売っているのよ」と義姉。
確かに,ホルモンを売る肉屋さん,キムチ,チョッカル(塩辛)など,韓国のパンチャンを売る店が数軒並んでいます。焼肉屋も5~6軒はあるようです。
しかし,コリアンタウンと呼ぶほどのものではない。
「ずいぶんこぢんまりしてるね」
「ま,新大久保には比べられないわな」
よさそうな食堂を物色します。大きくて小奇麗なお店もありますが,庶民的なお店のほうがおいしいんじゃないかという思いから,狭い路地に入ります。
店の前を通っても,中の店員は積極的に呼び込みをするわけじゃない。
(あんまりやる気ないのかな)
そのうちの一軒に入りました。
メニューには,牛豚とりまぜて,いろいろな焼肉メニューがあります。
「お勧めはどれですか」
「うちのお勧めはランチのカルビ定食だけど,もう時間過ぎちゃったから…。ちょっと高くなるけど,これが同じ肉」
といって,メニューのカルビを指さす。
さきほどのやる気のなさの理由がわかりました。ランチタイムを過ぎて来てもらうのはミヤナダ(申し訳ない)ということなんでしょう。
「コプチャンはないんですか」
「ああ,うちはテッチャンだけ。コプチャンは脂ばっかりだからおいしくないよ」
と,コリアンな理屈をつけます。
結局,お勧めのカルビ(骨なし,味つき)とハラミ,それに「豚トロ」を頼みました。キムチやサンチュが有料というのは,日本だからしょうがない。
肉は,お勧めだけあってとてもおいしく,2人前追加しました。
しかし…。
2人に一つ注文したネンミョン(冷麺)がいけなかった。太くてゴムのような麺は,韓国でお目にかかったことがない。
「これ,盛岡冷麺みたいね」と義姉。
(そうか,盛岡レーメンというのはこういう代物なのか…)
帰りに韓国スーパーに寄りました。店内でも韓国語は聞こえない。韓国語が標準語の「韓国広場」(新大久保の韓国スーパー)とは違います。ニューカマーではなく,旧来の在日コリアンが常連客のようです。
兄夫婦はキムチやら,海苔やら,いろいろ買っていましたが,私はチャパゲティー(インスタントチャジャンミョン)を2つだけ買いました。
私も朝鮮族の「羊串焼き」などを目当てに,定期的に通っています。通りを歩いていても,すれちがう人々の会話が韓国語であることもしばしば。いわゆる在日ではなく,「ニューカマー」の韓国人(留学生,駐在員)も多いようです。
一方,
「上野にもコリアンタウンがあるらしい」
という噂は前々から耳にしていたのですが,今まで行く機会がなかった。
お彼岸の日,谷中の菩提寺にお墓参りに行った帰りに,兄の家族といっしょに行ってみました。
場所は,上野というよりは御徒町。前に行ったことがあるという兄夫婦の先導に従います。休日のお昼すぎ,お客さんもまばらなアメ横を通りすぎ,裏通りに入る。
「このあたりだよ」
「えっ? どこ?」
「あそこに板門店ていう看板が見えるでしょ?」
確かに焼き肉屋らしき店があります。
「あっちのスーパーは韓国の食材を売っているのよ」と義姉。
確かに,ホルモンを売る肉屋さん,キムチ,チョッカル(塩辛)など,韓国のパンチャンを売る店が数軒並んでいます。焼肉屋も5~6軒はあるようです。
しかし,コリアンタウンと呼ぶほどのものではない。
「ずいぶんこぢんまりしてるね」
「ま,新大久保には比べられないわな」
よさそうな食堂を物色します。大きくて小奇麗なお店もありますが,庶民的なお店のほうがおいしいんじゃないかという思いから,狭い路地に入ります。
店の前を通っても,中の店員は積極的に呼び込みをするわけじゃない。
(あんまりやる気ないのかな)
そのうちの一軒に入りました。
メニューには,牛豚とりまぜて,いろいろな焼肉メニューがあります。
「お勧めはどれですか」
「うちのお勧めはランチのカルビ定食だけど,もう時間過ぎちゃったから…。ちょっと高くなるけど,これが同じ肉」
といって,メニューのカルビを指さす。
さきほどのやる気のなさの理由がわかりました。ランチタイムを過ぎて来てもらうのはミヤナダ(申し訳ない)ということなんでしょう。
「コプチャンはないんですか」
「ああ,うちはテッチャンだけ。コプチャンは脂ばっかりだからおいしくないよ」
と,コリアンな理屈をつけます。
結局,お勧めのカルビ(骨なし,味つき)とハラミ,それに「豚トロ」を頼みました。キムチやサンチュが有料というのは,日本だからしょうがない。
肉は,お勧めだけあってとてもおいしく,2人前追加しました。
しかし…。
2人に一つ注文したネンミョン(冷麺)がいけなかった。太くてゴムのような麺は,韓国でお目にかかったことがない。
「これ,盛岡冷麺みたいね」と義姉。
(そうか,盛岡レーメンというのはこういう代物なのか…)
帰りに韓国スーパーに寄りました。店内でも韓国語は聞こえない。韓国語が標準語の「韓国広場」(新大久保の韓国スーパー)とは違います。ニューカマーではなく,旧来の在日コリアンが常連客のようです。
兄夫婦はキムチやら,海苔やら,いろいろ買っていましたが,私はチャパゲティー(インスタントチャジャンミョン)を2つだけ買いました。
バブル期はタクシーが列をなしているほどの繁盛
ぶりだったそうですが、今では客足も遠のき、
閑散としているコリアンタウン。
元気のない現状を打開し、もう一度盛り上げよう
と、若い世代がイベントや宣伝に取り組み始めた
ところだそうですが、まだちょっと立地からしても
知人のガイドがないと入りにくい雰囲気ですね。
どうりで焼き肉屋さんが多かったわけだ。
店には入りませんでしたが。
今度は横浜の福富町にいらしてください。
リトルタイと両方楽しめます。
ぶり
そんな時代があったのですか。想像もできません。
どちらかというとリトルタイのほうに興味を惹かれます。
たくさんのお店があるようですね。
http://www.ne.jp/asahi/yokohama/tnmt/sonota/eth2.htm
昨日、実質的に「ソルロンタン(雪濃湯)」というメニューしかない店に入りましたが、あっさりして美味しかったです。
麻浦においしい店があって,その近くに事務所があった当時はときどき通っていました。